始まるより終わる印象 山が着実に動いているという声も (2024.06.03)
前週末4日ぶり反発。日経平均中陽線の引け。後場一段高だ。5月31日ダウ574ドル高(30日330ドル安)の伏線とみられ、米PCE0.3%上昇を受けて同10年債4.50%(前日4.54%)に低下。持ち高調整に買い戻し、大引け米MSCI指数入れ替えもあり僅か1分で4兆円もの大商い。暴落説を吹き飛ばした。プライムの出来高29億8300万株、売買代金7兆7600億円。値上がり1512(値下がり117)。引け後、先物も乱高下。何か始まるというより終わる印象を受けた。NY在住の若林氏によると、相場は縦軸の価格と横軸の時間との関数。黄金分割によるもので、米国株の時間が尽きようとしている。走りがNYダウ。AI関連の祭りも終わる時間帯。行き過ぎたバリュエーションの修正が始まる。いつまでもエヌビデアではない。事実、31日AI関連のデル・テクノロジーズ18%安。2~4月期6%増収に対し通期利益率が悪化する見込み。ブルームバーグによると、AIブームで米大手電力会社ビストラ急伸。エヌビデアをしのぎ過去1年300%高。S&P500種で値上がりトップだ。電力需要が極めて強くデータセンター関連という。さらに、イーロン・マスク氏。テスラの株主がデラウェア洲衡平法裁判所に提訴。2022年75億ドル(約1兆1800億円)で同社株を売却した旨インサイダー取引。当時10~12月目標未達という非公開情報を知っていた由。不正行為と重要かつ会社に不利な内部情報で利益を得たと主張している。エヌビデアのほか、デルとビストラ、テラスにも尾ひれがついた。これに対し、直近9兆7000億円市場介入した日銀がしおらしい。5月27日の副総裁講演で「今回こそこれまでと違う」と不可逆性に言及。少子高齢化により労働力の獲得競争が起きるため、賃金上昇圧力が高まりインフレが定着する筋書き。山が着実に動いているという声もある。要するに、6月から矛先が変わりピンチがチャンス。バブル崩壊をトラウマに起死回生の場面。予想される暴落を吸収し生まれ変わる見通し。ホロスコープを敷衍するもので、NY証券取引所設立(1817)をはじめ南北戦争(1861~65)、明治維新(1867~68)、大恐慌(1929)など加味したもの。ひっきょう、■■■■■■(****)のハイブリッド経営が一例。異なるものを組み合わせ掛け合わせてつくる時代。アナログとデジタルそのものだ。11月にかけてあらゆる金融商品が投機の対象となり日本も草刈り場に置かれる。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万8730円(+0.62%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より242円高い。ダウ先物3万8825ドル(+1.55%)。同139ドル高い。VIX恐怖指数12.92(-10.71%)、WTI原油先物77.18(-0.94%)。金先物2347(-0.79%)、ビットコイン円10,667,161(+0.26%)。
5月31日の日経平均433円高。大引け3万8487円。TOPIX2772(+46)。10年債1.070%(+0.015)。米10年債4.502%(-0.045)。上海総合3086(-0.16%)、香港ハンセン18,079(-0.83%)、インドNifty22,530(+0.19%)、ロシアRTS1122(-2.46%)。グロース618.49(+2.69%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。■■■■■■■(****)は一本釣り。6月に限る。(了凡)