次の時代に向け前哨戦 延べ11年円売りポジション買い戻し (2024.05.22)
反落。日経平均小陰線の引け。後場一段安だ。20日ダウ196ドル安を受けたもので、ナスダック最高値更新が手掛かり。22日エヌビデアの決算を見越したとみられ、10年債0.980%に警戒感。2013年5月以来11年ぶりで買いオペ減額、利上げ観測が尤もらしい。財務相が「市場と丁寧な対話が重要」とクール。日銀も「過去25年の経済・物価情報と金融政策」をテーマに第2回ワークショップを開催。政策修正を事実上6月に持ち越した。プライムの出来高15億7600万株、売買代金3兆9100億円。値上がり575(値下がり1006)に過ぎない。引け後、先物小動き。ショートの外貨とロングの国内勢が綱引きしている。ウォール街の胴元筋によれば「ゴルディロックス」(ちょうどいい)という。メディアを通じて自分たちの相場を代弁。ハードやソフトどころかノーランディングを強行。15日、米CPI(4月)が市場予想0.4%を下回る0.3%となりゴーサインを出した。しかし、NY在住の若林氏によると、円最高値75円53銭を基準に黄金分割で安値を割り出すと14日の引け156円42銭。米10年債が下げに変わった。インフレ鎮静化でなくデフレの始まり。筆者の本音に近い。その後、ミーム株(オモチャ)や金先物、LME銅など金融商品の投機が目立ち、6月13~15日G7(イタリア・プーリア州)、7月30~31日FOMC、8月ジャクソンホールまで時間稼ぎ。5月から半年狂い咲きも考えられる。何より、2013年東日本大震災に見舞われた当時の円高。日本を代表する製造業が相次ぎ海外生産に移行しても容赦なく続いた。若林氏の分析が的中したもので、11年ぶり10年債0.980%に呼応するもの。日米金利差や貿易・経常収支など説明できない。延べ11年円売りポジションが積み上がり、24~25年イベント消化に伴い買い戻しが予想される。日本は約3兆ドルの対外純資産と米国債同1兆ドル。個人金融資産2141兆円(昨年12月末)を保有し、為替差益計100兆円といわれる。台湾やビッグテックの日本進出、ラピダス、USスチール、ボーイング問題など米国が日本を取り込むのも時間の問題。ホロスコープによると、5月3日冥王星が逆行開始。新たな「再生」に向け調整に相当する。逆行中の9月2日、約16年過ごした山羊座へ一時的に逆戻り。10月12日終了し順行を再開。11月20日再び水瓶座に移動するという。1929年10月24日、暗黒の木曜日に匹敵する調整がミソ。半値、全値戻しの挙句、倍返し6万8000円。日本が救世主になりかけている。
日経平均先物によると、21日大証ミニ3万8930円(-0.03%)に対しラージ同、シカゴ8965円。現物より18円高い。ダウ先物3万9959ドル(+0.04%)。同152ドル高い。VIX恐怖指数12.50(+2.88%)、WTI原油先物77.95(-1.70%)。金先物2433(-0.22%)、ビットコイン円11,111,234(-0.20%)。
21日の日経平均122円安。大引け3万8946円。TOPIX2759(-8)。10年債0.980%(+0.005)。米10年債4.431%(-0.017)。上海総合3157(-0.42%)、香港ハンセン19,220(-2.12%)、インドNifty22,529(+0.12%)、ロシアRTS1193(-0.86%)。グロース633.41(-1.41%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。次の時代に向け前哨戦に入った。(了凡)