15日米デフレの始まり ドル安円高の進行が市場のテーマ (2024.05.17)
3連騰。日経平均中陽線の引け。後場一段高だ。米国時間15日発表の米CPI(4月)が前期比0.3%上昇。市場予想(0.4%)を下回ったためで、ダウ349ドル高を受けたもの。同日伝えられた4月の小売売上高も市場予想を下回り買い戻しに拍車がかかった。売り買い目一杯織り込んでおり、手詰まりの最中ミーム株(オモチャ)のラリー。個人と機関投資家が激しくやり合った。要するに、米主要3指数が揃って最高値を更新。米金利先安観を持ち越した。これに対し、NY在住の若林氏が異論。CPIを見て新値をつけたりしているが間違い。インフレ鎮静化でなく米デフレの始まり。米国株は売り。これから米長期金利低下、ドル安円高の進行が市場のテーマという。筆者の本音に近い。ブルームバーグによると、インフレが落ち着き利下げ機運により相場を押し上げた。たった1ヵ月のCPIで相場を説明できない。しかし、何か変わりつつある。若林氏の予想で5月10日が22年10月21日1ドル151円94銭から81週目の正中点。円は14日156円77銭安値から一時154円台に戻している。円高シフトが予想されるポイント。円の最高値75円53銭に一番強力な四半期足54度の交差点80円90銭を加えた156円43銭が重要な抵抗ライン。14日の引け156円42銭も美しいという。黄金分割によるもので、米国の長期金利が下がり始めるのも、22年10月21日をピークに同じ81週の日柄との結論。このため、5月19日前後本格的下落見込みに変わりない。プライムの出来高22億1700万株、売買代金5兆0600億円。値上がり607(値下がり994)。引け後、先物が小甘い。値上がり上位指数を見ても、アルゼンチンMERVAL+4.82%をはじめフィラデルフィア半導体+2.88%、小麦先物CBOT+2.00%などインフレ関連。16日発表された国内1~3月期GDP速報値年率2.0%減と2期ぶりマイナスだが、4~6月期プラスになるとみられ、33年ぶり高い賃上げと6月以降の定額減税など明るい材料。欧米や中ロがインフレなら日本はデフレ脱却。今年は春分から潮目に入った。ホロスコープによると、5月3日冥王星が逆行開始。新たな再生に向け調整期間。6、7ヵ月イレギュラーな動き。9月2日16年いた山羊座に逆行開始。10月12日終了し順行開始。再び水瓶座に戻るのが11月20日という。今秋、暗黒の木曜日(1929年10月24日)が起きるともっぱらの噂。前兆が3~4月、5月連休明けと述べた。日本株が受け皿。■■■(****)が高いのもウクライナや中東の復興需要とみられる。
日経平均先物によると、16日大証ミニ3万8910円(+0.05%)に対しラージ同、シカゴ8920円。現物と変わらず。ダウ先物4万0045ドル(+0.03%)。同137ドル高い。VIX恐怖指数12.41(-0.32%)、WTI原油先物78.86(+0.29%)。金先物2387(-0.30%)、ビットコイン円10,245,786(+0.22%)。
16日の日経平均534円高。大引け3万8920円。TOPIX2737(+6)。10年債0.920%(-0.030)。米10年債4.332%(-0.012)。上海総合3122(+0.08%)、香港ハンセン19,376(+1.59%)、インドNifty22,403(+0.92%)、ロシアRTS1208(+0.66%)。グロース635.09(-1.31%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。世界最大の機関投資家が自分たちの相場をつくろうとしている。(了凡)