証券ビュー

アンコール伊勢町

悲観しても始まらない 日本は欧米や中ロと逆のベクトル (2024.05.16)

 小幅続伸。日経平均小陰線の引け。後場見送られた。14日ダウ126ドル高に対し■■■■■■■■(****)62円、■■■■(****)32円、■■■■■■■(****)25円貢献を除くと90円持ち出し。アルゼンチンMERVAL(+2.39%)に銅先物CMX(+2.16%)のほか、フィラデルフィア半導体(+1.68%)が材料に過ぎない。4月の米PPI前月比+0.5%、3月分-0.1%下方修正を受け手詰まり。13日ウォール街でミーム株が賑わったものの、21年のトラウマもあり沙汰やみ。静まり返った。プライムの出来高21億4600万株、売買代金5兆0100億円。値上がり482(値下がり1140)。引け後、先物がすくんで見える。ブルームバーグによると、世界の株式が最高値を更新。MSCIオール・カントリー・ワールド指数によるもので、14日史上最高値。15日さらに0.1%上昇した。4月安値から約6%上昇。ドル高が一服し、中国株が反発したことでリスクが改善したという。15日発表の米CPI(4月)が6ヵ月ぶりコアインフレ鈍化。米金利高止まりに言及したFRB議長の影響をかわしたニュアンス。売りも買いも目一杯織り込んでいる。欧米や中ロがインフレなら日本はデフレ脱却。どちらも始まったばかり。日本は欧米や中ロと逆のベクトル。円売りポジション解消から次の幕が上がる。米CPIに続き22日エヌビデアの決算も転換点。14日世界の株式が最高値を更新した以上、11月にかけてあらゆる金融商品が投機の対象。国境を越えて天井調べに明け暮れる見通し。15日、日本の金融当局も徹夜。世界のマーケットにきくほかないと述べた。15日入手した情報によると、ウクライナ軍が大した抵抗もなく後退。内部でゼレンスキー氏と情報局長、総司令官の内部抗争が始まった。一方、イスラエルも経済崩壊の様相。トルコが経済制裁。貿易ルートが閉鎖され国民の大半避難生活に追い込まれた。ハマスは生き残るだけで勝ったことになる。バイデン氏は選挙で頭がいっぱい。勝つためイスラエルに媚びを売っている旨手厳しい。要するに、欧米や中ロでバブルが弾ける一方、日本が世界の需要をひきつけるトレンド。すでに、設備投資過去最高。インフラ更新が見込まれ、この先賃上げで個人消費が動き出しインバウンド再燃。世界最大の債権国に対し円売りポジション解消も時間の問題だ。むしろ、米国債消化に伴う円安長期化が日本のデフレ脱却を促し、より長期的な円高をもたらす。日本人が史上初めて金持ちになる時を迎える。
 日経平均先物によると、15日大証ミニ3万8490円(+0.29%)に対しラージ同、シカゴ8460円。現物より74円高い。ダウ先物3万9832ドル(+0.39%)。同274ドル高い。VIX恐怖指数12.97(-3.35%)、WTI原油先物77.75(-0.35%)。金先物2378(+0.81%)、ビットコイン円9,880,300(+2.24%)。
 15日の日経平均29円高。大引け3万8385円。TOPIX2730変わらず。10年債0.950%(-0.010)。米10年債4.355%(-0.085)。上海総合3119(-0.82%)、香港ハンセン19,073(-0.22%)、インドNifty22,200(-0.08%)、ロシアRTS1200(+0.47%)。グロース643.52(-2.39%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。悲観しても始まらない。むしろ、光明が見える。(了凡)