4月後半流れが逆転 高跳びした1500兆円里帰り (2024.04.11)
3日ぶり反落。日経平均十字足の引け。大半見送られた。9日ダウ9ドル安(一時320ドル安)を受けたもので、10日FOMC議事要旨と米CPI、11日同PPI発表待ち。米国の物価指標にインフレ圧力がうかがえ、FRBの利下げまで時間がかかるという。円安が一服し手詰まりの中、首相が国賓待遇の訪米中とあって、日米同時にマイクロソフトが日本のデータセンター拡充に4400億円投入と報道。これに尾ひれがついて■■■■(****)をはじめ電力消費関連が賑わった程度だ。プライムの出来高14億6300万株、売買代金3兆8000億円。値上がり841(値下がり754)。引け後、先物が安い。8日北米の皆既日食に引っ掛けた大事件がなかった分、9日転換点を迎えたと考えられ、4月後半流れが逆転する公算もある。10日入手した情報によると、石油をはじめ国際商品の高騰が最大の脅威という。ウクライナや中東戦争に製造業の回復が需要を押し上げ、今年世界的商品価格指標12%上昇。S&P500種の上昇9.1%を上回っている。銅10%に石油17%、金もオンス13%上昇しピーク更新。アトランタ連銀が第1四半期成長見通しを0.5%引き上げ2.8%に上方修正した。米国で労働市場が逼迫し、消費支出も力強いため経済好調といわれるが、前週石油価格が昨年10月以来初めて1バレル87ドルを突破。90ドルこなしても100ドルが問題。中東で新たな緊張が起きると、景気好転が終焉を迎えるという。もう一つ。BRICS加盟予定の84ヵ国がドル決済を嫌がっている。NATOとロシアが戦えばNATOの負け。ロシア軍は言葉、装備、指揮系統も1本でNATOばらばら。ロシアはヨーロッパ征服に興味をもっていないのが救い。ガザでイスラエルが強行した軍事行動は過去40年の懸案。今回実現したのは、イスラエルロビーが米国の政治家とメデイアを買い占めたため。イスラエル政権はハマスを打倒できないことを知っている。ハマスはパレスチナ人が存在する限りなくならない。前日述べたように、2019~20年コロナ、22~23年ウクライナ・イスラエル戦争を通じてネオコンの作戦失敗。日本時間10日から逆風に置かれた。4月小康を保っても5~11月金融にしわ寄せがくる見込み。その点、黒田バズーカによるマイナス金利で延べ1500兆円米国に高跳びした日本の資金が里帰り。米国利下げと日本利上げの我慢比べに入った。7月から渋沢栄一が活躍する旨述べた通り。いざとなれば、■■■■(****)と■■■(****)で対抗できる。関連銘柄も山ほどある。
日経平均先物によると、10日大証ミニ3万9580円(+0.08%)に対しラージ同、シカゴ9595円。現物より13円高い。ダウ先物3万9697ドル(+0.27%)。同813ドル高い。VIX恐怖指数15.04(+0.40%)、WTI原油先物85.86(+0.74%)。金先物2368(+0.23%)、ビットコイン円10,427,401(-0.89%)。
10日の日経平均191円安。大引け3万9581円。TOPIX2742(-11)。10年債0.795%(+0.015)。米10年債4.343%。上海総合3027(-0.70%)、香港ハンセン17,139(+1.85%)、インドNifty22,753(+0.49%)、ロシアRTS1160(+0.15%)。グロース702.37(+0.12%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など。案の定、33年9ヵ月ぶり1ドル152円台に入った。(了凡)