春分を前に信号待ち 日米ともにピンチがチャンス (2024.03.18)
前週末反落。日経平均小陽線の引け。もち合い圏だ。15日ダウ190ドル安(一時287ドル安)を前に交差点入り。信号待ちとみられる。18~19日に日銀政策決定会合、19~20日FOMCを控えポジション調整。今後の行方を左右するためだ。プライムの出来高23億6800万株、売買代金5兆7900億円の大商い。値上がり977(値下がり632)。ホロスコープによると、20日春分が宇宙の元旦。冥王星が水瓶座に入りモノから風の時代。15~19日年末に相当し来年の走り。天赦日、一粒万倍日、寅の日でもあり種まきに分がある。日本の場合、金融正常化に伴いピンチがチャンスと述べた。11日、日銀がTOPIX2.3%安に拘らずETFの買いを見送り、15日17年ぶりマイナス金利解除を固めたのが新たな材料。連合の春闘が33年ぶり5.28%となり後押し。マイナス金利解除後緩和基調が続き、イールドカーブ撤廃も伝えられた。11日、並行して金星が水瓶座入り1929年1月以来逆回転。3~4月世界恐慌の前兆。5~11月NY市場中心に金融を刺激し本格化。あらゆる金融商品が大商いで急騰する見通し。天災や革命もあり10月24日「暗黒の木曜日」と同様暴落。第3次大戦まで言及した。その点、■■■■(****)のUSスチール買収が窮余の一策。4月、首相訪米にかかっている。2019年財閥解体から外れ前商号に戻したのが伏線。米国は松本社長(68)の大言壮語を大半受け入れ、15日NSC(国家安全保障会議)の高官が米大統領反対声明に臆せず会見。「われわれが築き今後も続く日本との関係を何ひとつ損なうものでない」と強調した。直近の情報によると、USスチールのライバルでクリーブランド・クリフスが反対し、ユナイテッド・スチールワーカーズと政治家は羊のように従っている。世界は中国のバブル崩壊から鉄鋼製品で溢れ返り、なぜ米国製にこだわるのか不明。必要なら国内で所有すべき理由もない。■■■■(****)は世界4位のメーカー。USスチールの老朽化した工場と比べ遥かに生産性が高いという。買収が成功すると世界恐慌に歯止めがかかる。昨年3月破綻した米シリコンバレーバンクの顧客が8割戻った模様で一息ついた。TSMC(台湾積体電路製造)の半導体増強が日米共通の課題でもありパンチのある材料。さらに、ウクライナ・イスラエル情勢にも地政学的なインパクトを期待できる。日米の利害が共通するだけに台風の目になりそうだ。15日のNY市場でAIブームとソフトランディングの両輪が曲がり角といわれ、20日の春分が転換の要。ピンチでもチャンスと考えられる。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万8660円(-0.70%)に対しラージ同、シカゴ8670円。現物より38円安い。ダウ先物3万9139ドル(-0.53%)。同424ドル高い。VIX恐怖指数14.41(+0.07%)、WTI原油先物81.00(-0.32%)。金先物2159(-0.37%)、ビットコイン円10,181,886(-1.89%)。
15日の日経平均99円安。大引け3万8707円。TOPIX2670(+9)。10年債0.785%(+0.010)。米10年債4.307%(+0.017)。上海総合3045(+0.54%)、香港ハンセン16,720(-1.42%)、インドNifty22,023(-0.56%)、ロシアRTS1120(-1.08%)。グロース721.48(-2.26%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。大恐慌後、ダウが25年ぶり最高値を更新。その後7年で2、3倍になっている。(了凡)