証券ビュー

アンコール伊勢町

バブル当時の因縁玉消化 近い将来金融センターも視野に (2024.02.28)

 小幅続伸。日経平均小陰線の引け。まちまちだ。4日ぶりダウ反落を受けたもので瓜二つ。引け後先物も小動き。流れが一変した。27日、1月のCPI2.0%上昇(市場予想中央値1.8%)が新たな材料。29日、同鉱工業生産指数と同米PCE(個人消費支出)発表を加味し、4月といわれる日銀のマイナス金利解除と5~6月にかけて米利下げの地ならし。日銀の利上げよりFRBの利下げを懸念する声も伝えられ、主力の大型から中小型株に資金シフトがうかがえる。プライムの出来高18億3900万株、売買代金4兆9900億円。値上がり946(値下がり668)。米国でエヌビデアと10年つき合ったETF(上場投信)が昨年から直近まで売り続けている模様で転機に違いない。26日、ビットコインが5万3000ドルを突破。調整2年余りで最高値を更新した。ETFのニーズが根強く、ブロックチェーンを巡る最大の暗号資産だけに波乱の前触れ。小回り3ヵ月調整の末、5月から11月持ち越した現体制の巻き戻しが予想される。ブルームバーグによると、NYに本社を置くブラックロック(世界最大の資産運用会社)が日本株に強気。円安に伴い海外収益が伸びインフレで値上げ可能。賃金の伸びが個人消費を刺激し、日銀の超低金利政策を慎重に変更する旨評価している。パリに本社を構えるアムンディ(欧州最大の資産運用会社)も乗り気。ガバナンスの変化や高利回りを念頭に小型バリュー株シフト。日本株と円相場が強くなるという。円が40%過小評価され、日銀よりFRBの金融政策が焦点。1ドル135円の見通しだ。米国で主要企業の決算発表が終わり、FRBの利下げ年央まで先送りというものの、ソフトランディング説の限界も事実。JPモルガンのCEOが7~8割といわれる確率を半分に一喝している。利下げにより株が暴落。金融機関に信用不安が再燃しかねない。FRBの引き締めが続き米財政支援後退に地政学リスクもある。27日入手した情報によると、ウクライナ兵の戦死者40万人。行方不明10万人、怪我150万人という。ゼレンスキー氏の戦死者3万1000人説に根拠なし。ウクライナ人のほか、欧米人にも嘘つきといわれている。ウクライナの主権が英米ネオコンに奪われたのが致命的。昨年10月7日、多くのイスラエル人を殺したのはイスラエル軍。ハマスでないのも明らかになった。このため、米利下げとウクライナ停戦が懸念されイスラエルにもちょっかいを出して時間稼ぎ。ネオコン自ら延命を重ねているのが現状。日本のバブル崩壊直前に旧ソ連崩壊(1988~91)を通じて「平和の配当」といわれた場面に似ている。しかし、当時から30年以上かけて日本の復活が緒についた。米中共倒れ、ロシア3日天下。日本がロングで買いになる。
 日経平均先物によると、27日大証ミニ3万9300円(+0.08%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より60円高い。ダウ先物3万9125ドル(+0.02%)。同56ドル高い。VIX恐怖指数13.59(-1.09%)、WTI原油先物77.36(-0.28%)。金先物2047(+0.40%)、ビットコイン円8,541,563(+4.18%)。
 27日の日経平均5円高。大引け3万9239円。TOPIX2678(+4)。10年債0.685%変わらず。米10年債4.269%(-0.011)。上海総合3015(+1.29%)、香港ハンセン16,790(+0.94%)、インドNifty22,198(+0.34%)、ロシアRTS1097変わらず。グロース755.46(+1.53%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。バブル当時の因縁玉が消化され、近い将来金融センターも視野に入った。(了凡)