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アンコール伊勢町

日いづる国の相場始まる 驕れる者久しからず年度末反動も (2024.02.14)

 3連休明け上放れ。日経平均大陽線の引け。全面高だ。12日ダウ125ドル高を受け一時3万8000円大台乗せ。13日から流れが変わった。ホロスコープ(海王星)でまやかしといわれ、ナスダックやビットコイン、ミーム株までソフトランディング人気。日本も投機の渦中に置かれた。13日米CPI(1月)、15日同小売売上高、2月NY連銀製造業景況感指数発表など踏まえ引け後先物確り。プライムの出来高21億4500万株、売買代金5兆9600億円の大商い。値上がり1274(値下がり353)。35年前の最高値3万8915円更新を視野に新しい買い手が現れた。欧米や中国など商業用不動産の貸倒れ積み増しと世界70ヵ国の選挙資金調達が背景とみられロングどころでない。ダウや日経平均の高値更新もショート(売りポジション)の買い戻しが大半。商業用不動産の場合、2022年をピークに直近1月まで米国21.4%、欧州24.2%下落。双方利上げに耐えかね銀行の不良債権になりかけた。1月31日NYCB(ニューヨーク・コミュニシティー・バンコープ)の赤字、減配、格下げが一例。ドイツ銀も昨年10~12月期の損失引当金4倍以上。中国に至っては政府資金を投入して株安を止め資金流出規制。3月も貸倒れ積み増しで持ち切りだ。このため、日本も見切り発車の反動が予想され、10~20%調整が見込まれる。13日現在、プライムの時価総額929兆円(1989年末611兆円)、PBR1.40倍、予想連結PER16.32倍、平均配当利回り2.14%。30年デフレで銀行の不良債権を100兆円償却しただけに需給よし。今井澂氏(1935年生まれ)によると、繁栄のあとにくる低迷、滅亡という世の中の厳しさを「平家物語」で学び、2025年起こるかもしれない安保条約廃止。その後、意外な日本の繁栄がしばしば述べる弥勒だ。11日入手した情報によると、8日タッカー・カールソンがプーチン氏をインタビュー。いくらかマシな語り口を紹介したものの、彼はトランプ氏の腹心。米国の保守的な帝国・植民地主義者でDS(ディープステート)の一員。経歴を知りがっかりした。米国の共和党はロシアに味方して中国と戦いたい。同民主党はロシアを弱体化。それから中国を叩くという。要するに、戦争大好き人間。白人が世界を一極支配しすべきと考えている。父親がCIA関連の「ボイス・オブ・アメリカ」を長く務めた大金持ち。平たくいうと、トランプ氏の回し者。過去のイメージを変えようとしている。驕れる者久しからず。年度末が注目される所以だ。
 日経平均先物によると、13日大証ミニ3万7980円(-0.39%)に対しラージ同、シカゴ8015円(+1.45%)。現物より51円高い。ダウ先物3万8833ドル(-0.13%)。同34ドル高い。VIX恐怖指数14.05(+0.86%)、WTI原油先物77.50(+0.75%)。金先物2041(+0.43%)、ビットコイン円7,455,870(+0.14%)。
 13日の日経平均1066円高。大引け3万7963円。TOPIX2612(+54)。10年債0.720%変わらず。米10年債4.161%(-0.004)。上海総合、香港ハンセン休場、インドNifty21,743(+0.59%)、ロシアRTS1122(+0.17%)。グロース720.48 (+1.54%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。日いづる国の相場が始まる。(了凡)