証券ビュー

アンコール伊勢町

これから1年様変わり 遅かれ早かれハードランディング (2024.02.02)

 4日ぶり反落。日経平均十字足の引け。牽制が入った。5日ぶりダウ急落を受けたもので後場手探り。引け後、先物も右往左往している。行き過ぎのサインだ。前日FOMCの声明を巡り3月米利下げ後退が主因。小回り3ヵ月の調整に言及した。万一利下げなら材料出尽くし。暴落も考えられる。米景気にこだわれば、遅かれ早かれハードランディング。成長維持とインフレ抑制を両立する「ソフトランディング」自体プロパガンダ。大恐慌(1929)やリーマンショック(2008)など世界金融危機に総動員した政策+α。ありったけ投入し昨年11月から米株高にしゃかりきだ。中国も米国のテコ入れで40年伸び切った固定資産投資が頭打ち。3年持ち越した恒大清算を境に逆回転。上海総合と香港ハンセンが悲鳴をあげている。冷戦、ポスト冷戦、新冷戦を通じて3度目の正直。日本の出番がやってきた。唯一、需給関係がいいためだ。相次ぐグループ不正のとがめを受けた■■■■■■(****)をはじめ、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など主力が確り。前代未聞の30年デフレをしのぎ最高益更新の足取り。バフェット氏(93)の5大商社株をきっかけに世界の見る目も変わった。■■■■(****)のUSスチール買収にトランプ氏が「絶対阻止」するのもわかる。事実上、■■■■■■(****)が世界一の生産台数でリード。この上、生まれ変わった日鉄が2兆円調達。ハイテクで鉄鋼の主導権を握ると安全保障も儘ならない。日本のバブル末期(1989)、■■■■(****)がロックフェラーセンターを買収(1200億円)した当時を思い出す。■■■■(****)もコロンビア映画を買収(6700億円)してから一皮二皮むけた。残存者利益を受け継ぐもので、今回、昨年3月米地銀3行破綻が呼び水。現在、米国の商業不動産3000兆円が金利上昇の影響を受け景気悪化の瀬戸際という。識者の間でハードかソフトランディングを問わず景気悪化がコンセンサスになった。昨年11月からM7(マグニフィセント・セブン)を担ぎ、成長維持とインフレ抑制二兎を追う経過になった。米国の太い資金が日本に集まり、日本の小口資金が米国に吸い込まれている。バイデン政権が4月に岸田首相を国賓待遇で米国に招くのも安全保証とお金の問題。ダウと日経平均の推移をみると、2024年3万8589ドルと1989年3万8915円が肩を並べる関係。世界一でないと気が済まない米国に対し、30年デフレでもGDP3位の日本に分がある。ロングよし。何よりものづくりが決め手だ。
 日経平均先物によると、1日大証ミニ3万6090円(+0.47%)に対しラージ6100円、シカゴ6070円。現物より59円高い。ダウ先物3万8327ドル(+0.12%)。同177ドル高い。VIX恐怖指数13.94(-2.86%)、WTI原油先物76.22(+0.49%)。金先物2048(-0.91%)、ビットコイン円6,216,154(-0.88%)。
 1日の日経平均275円安。大引け3万6011円。TOPIX2534(-17)。プライムの出来高17億7700万株、売買代金4兆5800億円。値上がり485(値下がり1112)。10年債0.690%(-0.040)。米10年債3.941%(-0.031)。上海総合2770(-0.64%)、香港ハンセン15,566(+0.52%)、インドNifty21,697(-0.13%)、ロシアRTS1126(+0.08%)。グロース702.40(-1.35%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。これから1年様変わりになる。(了凡)