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アンコール伊勢町

アポロ計画の日本版 半世紀ぶり世界の耳目を集めた  (2024.01.24)

 小反落。日経平均小陰線の引け。後場利食い一色だ。22日米主要3指数続伸を受けたものの、前日織り込んだ日銀の緩和維持に材料出尽くし。「2%の物価目標少しずつ確度高まる」(植田総裁)のが現状。急ぐ必要ない。ブルームバーグによると、4月59%をはじめ7月の会合までマイナス金利解除を見込むエコノミスト85%。首相訪米を視野に日米の利害調整が背後にうかがえる。ウクライナと中東で米国の旗色が悪いためだ。日本を最大限持ち上げ米大統領選に取り込む狙いもある。プライムの出来高16億4500万株、売買代金4兆9500億円。値上がり557(値下がり1046)。引け後先物が売られ物色一巡感。大型株の水準訂正が一巡すると中小型株の出番。材料株や無配株人気化。循環買いと述べたばかりだ。年初来、日経平均の上昇率9.2%。主力大型株によるもので全体の3分の1に過ぎない。TOPIXの84%日経平均を下回る直近から割高という。週明け■■■■■■(****)が物色線上に登場。20日「SLIM」月面着陸を材料に雄叫びをあげた。25日午後2時からデータ送受信の全容、太陽電池のトラブル、追加データ収集など会見。詳細な分析も明らかになる。着陸当初60点から上振れが見込まれ、アポロ計画(1961~72)の日本版。半世紀ぶり世界の耳目を集めた。高さ2.4ⅿ、重さ200キロ(燃料除き)といわれ開発費180億円。同社のほか■■■■(****)、同志社大、JAXAが開発した。主製造者■■■■(****)。時速5700㎞で東京~大阪間を4分で駆け抜ける。何より、地球から38万㎞離れた月面に僅か100ⅿの誤差でピンポイント着地。日本の将来を垣間見る思いだ。19日の終値2484円を0.60で割ると4140円が満点に相当し、市場でも月面着陸を体験できる。太陽電池が動きだすとプレミアムつきだ。能登の震災見舞いにもなる。23日入手した情報によると、米国時間同日共和党が予備選をニューハンプシャー州で開催。トランプ陣営、民主党ともに勝利宣言を出した。しかし、トランプ氏2期目になるとリスクが大きい。4案件91の重罪嫌疑がかかり法廷闘争が続くためだ。陪審員が夏までに有罪判決を下す可能性もあり、アイオワ州の調べで有権者の31%トランプ氏有罪に対しホワイトハウス入りを認めないという。トランプ氏が辛勝しても1期のみ。彼の支持率が50%を超えたことがなく7週移動平均41.5%。共和党が上院過半数を確保しても、435議席改選の下院で民主党リード。どちらに転んでも混乱に拍車がかかる見通し。事実上、日本のポジションが上がるわけだ。
 日経平均先物によると、23日大証ミニ3万6370円(-0.47%)に対しラージ同、シカゴ6330円。現物より188円安い。ダウ先物3万8166(-0.09)。同164ドル高い。VIX恐怖指数13.22(+0.23%)、WTI原油先物74.14(-0.83%)。金先物2025(+0.18%)、ビットコイン円5,757,297(-2.03%)。
 23日の日経平均29円安。大引け3万6517円。TOPIX2542(-2)。10年債0.635%(-0.015)。米10年債4.129%(+0.025)。上海総合2770(+0.53%)、香港ハンセン15,353(+2.63%)、インドNifty21,238(-1.54%)、ロシアRTS1131(-0.49%)。グロース707.28(-0.28%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など。アポロ計画の日本版に尽きる。(了凡)