市場の運命握った能登 名古屋カウンターパート自衛隊も気合 (2024.01.10)
続伸。日経平均小陽線の引け。昨年7月の戻り高値(3万3753円)を更新した。8日米主要3指数続伸を受け34年ぶりの水準。米雇用統計が予想以上となり日本の実質GDPもピークを更新中という。
11日米CPI(23年12月)、13日台湾総統選、21日ホロスコープの変化日など巻き戻しの材料。米CPI前年同月比3.2%上昇(前月3.1%)といわれインフレ懸念。12日10~12月期決算発表する米銀大手4行然り。シティグループが1~9月期唯一赤字でPBR0.5倍台の模様。昨年3月米銀3行取りつけで始まった相場だけに1~3月肝腎なところだ。プライムの出来高16億6100万株、売買代金4兆1300億円。引け後、先物が小甘い。米国が史上初めて中国、ロシア、イラン、北朝鮮など敵対勢力に囲まれ、中東情勢ものっぴきならない場面。むしろ、ウクライナとイスラエルを隠れ蓑に戦争長期化。総統選後の台湾を巡り米中緊張も考えられる。世論調査によると、一国二制度に反対9割。現状維持7割。候補者すべて米国と関係強化を公約している。しかし、ガザ戦争長期化。米・イスラエルがイランに圧力をかけ、「イラン危機」演出の公算もある。3年目に入るウクライナ戦争がロシア有利に推移。プーチン氏の「反植民地主義」が世界に拡散する動きも事実。北朝鮮が米大統領選(11月)を見越した「平和攻勢」も伝えられる。核実験後、保有国の地位を条件に米国と和平交渉。米大統領選終盤トランプ氏に秋波を送るわけだ。当選するとトランプ陣営にとって朝鮮問題を解決できる。米国にとって紛争凍結に平和共存と魅力的な選択肢に違いない。一方、天災も多発。元旦早々能登半島が震度7の地震に見舞われ動転したものの、カリフォルニアで冠水、フロリダでも竜巻が発生し大騒ぎ。ロシアや中国で厳しい寒波の中トラが闊歩。天変地異が目立つ。地球温暖化の影響で異常気象が定着。台風大型化や風水害激化。1960年代以降、地表の積雪面積約10%減少。20世紀中、平均海面10~20㎝上昇した。気温上昇に伴い海水が熱膨張し内陸で氷河が融解し海面上昇。2100年まで地球全体の海面上昇が最大88㎝になる見通し。もはや、戦争どころでない。国レベルでライフラインを見直し、異常気象や天変地異を吸収するほかない。今年も気温が上昇する見込みで、偏西風や海流も構造的な影響を受け。能登のような地震が世界中で起きる。このため、名古屋市が七尾市の支援を集中して担当。2011年の陸前高田市と同様まるごと受け入れ、カウンターパート方式で継続支援。自衛隊も気合が入っている。
日経平均先物によると、9日大証ミニ3万3710円(-0.15%)に対しラージ同、シカゴ3690円。現物より73円安い。ダウ先物3万7765ドル(-0.44%)。同82ドル高い。VIX恐怖指数13.31(+1.76%)、WTI原油先物72.49(+2.43%)。金先物2042(+0.43%)、ビットコイン円6,734,217(-0.34%)。
9日の日経平均385円高。大引け3万3763円。TOPIX2413(+19)。値上がり1315(値下がり311)。10年債0.585%(-0.015)。米10年債4.045%(+0.035)。上海総合2893(+0.20%)、香港ハンセン16,190(-0.21%)、インドNifty21,544(+0.15%)、ロシアRTS1104(+1.36%)。グロース705.64(+1.64%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。能登が市場の運命を握った。(了凡)