専門家の間違いが主因 デフレ30年のトラウマを活かす時 (2024.01.01)
納会続落。日経平均十字足の引け。三角もち合いだ。前日矛先を見失った米主要3指数の延長上。つかみどころがない。ブルームバーグによると、2022年末のウォール街がヒント。株や債券、大企業にニツチ集団など至るころで暗いムード。誰もが23年リセッション(景気後退)を確信し、対策を練っているように見えた。S&P500種指数下落、米国債利回り急低下、ロックダウンから中国経済が持ち直すなど米国株売り、米国債・中国株買いが混然一体となったコンセンサス。又しても裏目が出た。上がるはずのものが下げ、下がるはずのものが上げ、S&P指数20%余り上昇。ナスダック100指数も50%以上値上がりし、ドットコム・バブル(1999~2000)以来最大の年間上昇率になった。コロナで抑えきれなくなった経済の力、成長とインフレで加速する旺盛な消費が金融や政策決定を握るエリートを困惑。米景気後退の狼が現れない。専門家の間違いが主因という。前日、マクロ経済がいかに政治化しているか何より重要と述べたばかり。29日も米国に都合の悪い材料を入手した。ウクライナ支援が困難になりつつある。戦闘兵士の治療月100ドル、給料、年金支払いなど支障をきたし、バイデン氏が言及しなくなった。ロシア軍が占領を広げる中、ウクライナ元首相が第2の計画を提案。「停戦」とみられる。米国はイスラエルの大量虐殺行為を支持し、世界153ヵ国が支持するガザ停戦の国連決議に反対。タリバンは、過去20年米国がアフガンを占領した後政権に返り咲いた。サダム後、イラクはイランに依存している。リビア然り。米国主導のNATOがカダフィを打倒した後、長引く内戦に陥った。イスラエルの暴挙を止めるのに、米国の武器と資金支援を断つのが先決という。尤もだが、米外交は何十年も同じ顔ぶれが舵取りしている。結局、カネの切れ目が縁の切れ目。1~3月巻き戻し。1月11日と21日が変化日と述べた。解合ができない以上、売り方が踏み買い方が投げないと前に進まない。1年前の見出しによると、2023年が人類史上驚くべき年。24年から下落幅以上に高騰する蘊蓄。フランス革命(1789~95)、米独立戦争(1775~83)、天明の大飢饉(1782~88)ほか、米国南北戦争(1861~65)、幕末維新(1861~71)、第2次大戦(1939~45)に匹敵するもので驚天動地。デフレ30年のトラウマを活かす時がやってくる。日本に限り金利のつく時代。曲りなりに正常化が見込まれる。■■■■■■■(****)も一例。日本でも全ゲノムシーケンス解析により、遺伝性疾患やガン遺伝子を突き止める新しい治療が始まる見通しだ。
日経平均先物によると、29日大証ミニ3万3475円(-0.18%)に対しラージ3470円、シカゴ3480円。現物より16円高い程度。ダウ先物3万8045ドル(+0.04%)。同335ドル高い。VIX恐怖指数12.57(+0.80%)、WTI原油先物72.11(+0.47%)。金先物2075(-0.38%)、ビットコイン円6,085,500(+0.65%)。
納会の日経平均75円安。大引け3万3464円。TOPIX2366(+4)。プライムの出来高12億8500万株、売買代金3兆0800億円。値上がり1050(値下がり544)。10年債0.620%(+0.035)。米10年債3.892%(+0.051)。上海総合2974(+0.68%)、香港ハンセン17,047(+0.02%)、インドNifty21,731(-0.22%)、ロシアRTS1084(-0.61%)。グロース706.41(-0.15%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。デフレ30年のトラウマを活かす時だ。(了凡)