証券ビュー

アンコール伊勢町

定石通り急がば回れ いずれドルと金先物の同時安も (2023.12.21)

 続伸。日経平均中陽線の引け。後場伸び悩んだ。前日後場日銀の緩和維持とダウ9連騰を好感して2空をつくり3空売り。引け後、先物が売られた。21日、冬至の1日前で正中点。ダウが昨年10月13日を底に黄金分割で62週目にあたり日柄の節目。定石通りだ。7~9月巻き戻し10~12月あく抜けを巡るもので、19日「逃げた」といわれる日銀の不作為でお茶をにごした。ショート(売りポジション)の買い戻しを促すもので、プライムの出来高16億4400万株、売買代金4兆1800億円。値上がり956(値下がり630)。■■■■■■■■■■(****)だけで140円嵩上げしている。ミクロにせよ、7月の戻り高値3万3763円に続き11月同3万3853円、12月同3万3824円をつけ三尊天井。指数一辺倒で腰が入っていない。外資の打診買いが主力で横に広がらないという。ブルームバーグによると、円高、銘柄集中、消費低迷、海外との競争、政治混迷など懸念材料。野村が半年で5%調整なら、JPモルガンも上昇一服。2023年20%上げただけに、24年5~10%にとどまる見込み。ゴールドマンの調べで4~9月TOPIX上昇の半分が僅か27銘柄によるもの。3月の米銀破綻が初動のきっかけとなり、7~9月中国のバブル崩壊をしのぎ差し引きプラス。来年世界76ヵ国で選挙があり正念場を迎える。気になるのがコロナ以降、ウクライナ・中東戦争を通じて伝えられる西側の情報。ダウ9連騰に市場とメディアの作為もうかがえる。売られ過ぎと買われ過ぎの仕手戦。西側が善で東側を悪にまつり上げるケースが多い。20日入手した情報によると、ロシアで国防会議が開かれ現状が明らかになった。ウクライナ支援54ヵ国。兵器提供15ヵ国。今年の支援203ビリオンドル。ウクライナのGDPを17%上回る。多くが借款で返済に100年以上。すでに破綻している。防空システムとミサイル攻撃を米国、ポーランド、英国が運営。6月から反転攻勢で15万9000人の死傷者が出た。失った戦闘機121、ヘリ23機。戦車766、装甲車2348、ブラッドリー(歩兵戦闘車)50台。直近2年間、死傷者38万9000人。失った戦車1万4000台。同戦闘機553、ヘリ259機。兵士の召集9回。10回目に入った。外人部隊壊滅。ポーランド1427、米国466、英国344名。戦闘が終わり近づいた。ウクライナの敗色濃厚という。一方、中東情勢もしんらつ。イスラエルはハマス叩きが目的ではない。パレスチナと全部合わせユダヤの人口が46%に過ぎず、ユダヤ国家確立のためパレスチナの人口を減らしたい。虐殺、追放挙げて強行。それが今回ガザ侵攻の本音という。いずれ、ドルと金先物の同時安も考えられる。
 日経平均先物によると、20日大証ミニ3万3480円(-0.30%)に対しラージ同、シカゴ3490円。現物より186円安い。ダウ先物3万7888ドル(-0.11%)。同330ドル高い。VIX恐怖指数12.70(+1.36%)、WTI原油先物74.94(+1.35%)。金先物2045(-0.31%)、ビットコイン円6,161,003(+1.04%)。
 20日の日経平均456円高。大引け3万3675円。TOPIX2349(+15)。10年債0.555%(-0.085)。米10年債3.886%(-0.034)。上海総合2902(-1.03%)、香港ハンセン16,613(+0.66%)、インドNifty21,150(-1.41%)、ロシアRTS1080(+0.59%)。グロース688.17(+0.23%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)など。■■■■(****)が先頭に立った。急がば回れだ。(了凡)