ピンチがチャンスに ダウと金が共倒れになる場面も (2023.12.13)
小幅続伸。日経平均中陰線の引け。後場伸び悩んだ。11日米主要3指数続伸を受けたもので、引け後先物が反落し模様眺め。12日米CPIと13日FOMC待ち。ブルベアともにヘッジの後始末を迫られた。
10月下旬以降、米景気のソフトランディングを巡り売られ過ぎと買われ過ぎラリー1ヵ月余り、出遅れた個人とファンドも合流しただけに今後1週間が問題。来年の景気・株価を左右するという。1日買われ過ぎのダウに対し、金先物も最高値2095(+38)をつけ異常に気づいた。本来、補完関係。逆も真なり。市場とメディアがソフトランディングを囲い込んだ挙句に同時安も考えられる。12日入手した情報によると、この24時間ウクライナ戦争すべての前線でロシア優勢。プーチンはUAEとサウジに中銀頭取を同行。ペトロダラー終焉が狙いだ。元英外交官の談話も面白い。ロシアを旅行したが平和でリラックス。経済も活気があった。プーチンの支持率が82~86%あり安泰。NATOはロシアに敗北した。軍事でもそうだ。イスラエル軍はガザでハマスを破っていない。ハマスは戦力を温存し負けていない。イスラエル軍は北部でも苦戦している。ネタニヤフ首相は米国出身でMIT(マサチューセッツ工科大)を卒業しボストンで働いていた。米国人をいかに操るか知っているのは「俺だけ」というのが彼の利点。イスラエルはレッドラインを越えた。イスラムとイスラエルの戦い。大戦争が避けられない。日本は見て見ぬふり。アセアンやブリックス諸国と相談してイスラエルに抗議。大使を日本に呼び戻せという。さらに、ゼレンスキーがアルゼンチンを訪問。バイデンの演説に怒った共和党議員が態度硬化。12月で米国支援が終わりそうな情勢。このため、米議会が予算を検討する来年2月までウクライナの戦闘困難。ベトナム戦争(1964~75)末期の南ベトナムに似てきた。当時ニクソン政権も議会の承認を得られず資金援助ができなくなった。南ベトナムは兵士のなり手がなく、士気も下がりサイゴンが陥落した。英メディアもウクライナ戦争をNATOの失敗と認め、ロシアを分割して支配する構想が間違いだった旨言及している。ゼレンスキーは夫人を次期大統領にしたいようだが、ウクライナが米国に要求している支援膨大。現状で胸算用の7倍にのぼり米議会がバイデン政権の要求を認めても勝ち目がないという。事実とすれば、市場とメディアが12月早々サンタラリーを演出。売り買い両建てでソフトランディングにこだわった理由がわかる。幸か不幸か、某メディアの「特ダネ」で騒ぎになった政治資金問題然り。ダウと金が共倒れになる場面も考えられる。
日経平均先物によると、12日大証ミニ3万2720円(-0.03%)に対しラージ同、シカゴ2740円。現物より104円安い。ダウ先物3万6853ドル(+0.13%)。同448ドル高い。VIX恐怖指数12.70(+0.55%)、WTI原油先物71.14(-0.25%)。金先物2003(+0.47%)、ビットコイン円6,059,163(+0.27%)。
12日の日経平均51円高。大引け3万2843円。TOPIX2353(-5)。プライムの出来高15億0200万株、売買代金3兆4000億円。値上がり565(値下がり1050)。10年債0.735%(-0.040)。米10年債4.192
%(-0.040)。上海総合3003(+0.40%)、香港ハンセン16,374(+1.07%)、インドNifty20,906(-0.43%)、ロシアRTS1063(+1.50%)。グロース663.43(-2.04%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。ピンチがチャンスになるはずだ。(了凡)