成功事例で流れができる M7に続き日本版ユニコーン (2023.12.11)
前週末大幅続落。日経平均中陰線の引け。乱高下が続く。8日ダウ130ドル高(7日62ドル高)と時間差があり、同日米雇用統計(11月)にSQ、12日米CPI(同)、12~13日FOMCを加味した動き。AIとアルゴ取引で先の先までシーソーゲーム。米10年債が1日で5%から4.1%に急落し売られ過ぎと買われ過ぎの持ち高調整。概ねブルベア五分五分の日柄整理に入った。プライムの出来高20億4900万株、売買代金4兆8300億円。値上がり230(値下がり1408)。ダウが1年11ヵ月ぶり高値なら、日経平均は11月から1ヵ月ぶり安値。為替を見ても、7日アジアの1ドル147円前半がNYで141円71銭に急落し、8日再び142円台に戻すなど1日で1ヵ月分動いている。12月早々サンタラリーが谷間に入り、年末年始行き過ぎた円安株高の修正場面。18~19日の日銀政策決定会合で早期修正が見送られると振り出しに戻る見込みだ。某メディアの「特ダネ」で騒ぎになった政治資金問題然り。2018~22年の5年で高々100~数百万円レベル。世界の大泥棒にひきかえ、多寡によらず奥行きも浅いため、故安倍氏のモリカケ問題(2017)や桜を見る会(2019)など延長上。様々な人材を抱える与党にとってお灸程度だ。野党は地方や故郷で自前の政策を実行し、成功事例を国政に提案すると流れができる。兵庫県の明石や芦屋が次世代のモデルケース。市場もM7(アップル・アルファベット・マイクロソフト・アマゾン・メタ・テスラ・エヌビディア)に続き日本版ユニコーンが一例。9日の日経夕刊1面に出た「ゲノム編集治療米が承認」(4段)の記事もヒント。8日、FDA(米食品医薬品局)が遺伝性血液疾患「鎌状赤血球貧血症」に対し、ゲノム編集に伴う初の治療を承認した。解読から20年以上。2012年にクリスパー・キャス9という手法が開発され10年余りで実用化。ガンやエイズに応用できるといわれ、20年に米バーテックス・ファーコシューティカルズとスイスのクリスパー・セラピューティクスが共同開発。ノーベル化学賞をものにしている。国内では、2019年5月、■■■■■■■(****)の子会社CPM(Cancer Precision Medicine)が全ゲノムシーケンス解析等業務を開始しAIで遺伝子情報を分析。進行ガンを患者ごと創薬できる仕組みを明らかにした。米国と中国で多数治験が進むほか、ベトナム、台湾も計画中。コロナ感染症向けガンワクチンにもⅿRNAの有効性が認められ実用化が迫ってきた。12月4日、RNAシーケンス解析のオプション拡充をリリースしている。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万2520円(+0.99%)に対しラージ同、シカゴ2495円。現物より187円高い。ダウ先物3万6284ドル(+0.33%)。同36ドル高い。VIX恐怖指数12.35(-5.44%)、WTI原油先物71.26(+2.77%)。金先物2020(-1.25%)、ビットコイン円6,374,880(+0.45%)。
8日の日経平均550円安。大引け3万2307円。TOPIX2324(-35)。10年債0.770%(+0.020)。米10年債4.231%(+0.090)。上海総合2969(+0.11%)、香港ハンセン16,334(-0.07%)、インドNifty20,969(+0.33%)、ロシアRTS1054(+0.29%)。グロース674.87(-1.09%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。成功事例で流れができる。(了凡)