中長期大船に乗る気分 ソフトランディング説佳境入り (2023.12.01)
4日ぶり反発。日経平均中陽線の引け。後場持ち直した。11月29日ダウ13ドル高。(一時163ドル高)を受け、前場夜間取引で100円高の3万3280円に鞘寄せ。その後、米利上げ終了に来年利下げも云々され高値引けだ。米長期金利が4.25%に低下。7~9期米GDP改定値年率5.2%増に上方修正。国内も10月の鉱工業生産指数104.6(前月から+1.0%)と2ヵ月連続プラス。市場とメディアのソフトランディング説が佳境に入った。同29日のベージュブックによると、米経済10月以降鈍化。消費・設備投資弱含み。全米12連銀のうち7地区足踏み。同30日公表された中国製造業のPMI49.4(前月から-0.1%)と2カ月連続50割れ。来年1~3月の走りとみられ予断を許さない。最近FRBの金融政策を生成AIが先取り。アルゴリズムにやられている模様で利下げが実現して株高になると再びインフレ。円ドル150円の攻防に似てきた。ダウが8月の年初来高値3万5630ドルにあと200ドル。更新の有無に拘らず来年の先行指標。長考も相場のうちだ。プライムの出来高23億6600万株、売買代金5兆5700億円の大商い。引け指数採用銘柄見直しに伴うもので値上がり1014(値下がり591)。市場とメディアがハードランディングを避けている印象もあり迂闊に出られない。同29日、キッシンジャー元米国務長官が100歳で死去。50年前米中国交正常化に重要な役割を果たし、米国による力の外交をリードした人物。中国の不動産バブル崩壊と毛沢東路線復帰で振り出しに戻った。来年、世界76ヵ国で選挙があり明らかになる見通し。結論からいうと、同30日G20でインドのモディ首相が述べたように、多国主義の新たな夜明けで今が一番暗い。戦争の時代ではない。そこに日本の存在価値があり、公取委が中小企業に価格転嫁を促し賃上げを後押し。マイナス金利が日本だけになりドル高修正機運が広がってきた。国内外様々な問題を抱えながら正常化に向かうわけで株高の支援材料。算命学によると24~25年不意の落ち込みに注意。出番に備え呼吸を整える場面。26~27年最大のチャンス到来という。23~25年嶋中雄二氏の論考を引用し、日本経済の短期(4.6年)・中期(9.4年)・長期(25.6年)・超長期(55.5年)すべて上昇。ゴールデンサイクルに入る旨お伝えした。前日紹介したブラックロックやテンプルトン、下村治も担ぎ出し中長期大船に乗る気分。年末から来年1~3月片鱗が見える。プラザ合意を彷彿する場面で前半乗り切ると面白い。
日経平均先物によると、前日大証ミニ3万3520円(+0.06%)に対しラージ3510円、シカゴ3520円。現物より33円高い。ダウ先物3万5640ドル(+0.43%)。同210ドル高い。VIX恐怖指13.06(+0.62%)、WTI原油先物78.79(+1.19%)。金先物2037(-0.47%)、ビットコイン円5,991,307(+0.18%)。
11月30日の日経平均165円高。大引け3万3486円。TOPIX2374(+10)。10年債0.660%(-0.015)。米10年債4.300%(+0.028)。上海総合3029(+0.26%)、香港ハンセン17,042(+0.29%)、インドNifty20,133(+0.18%)、ロシアRTS1124(-0.35%)。グロース716.65(-0.60%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。ソフトランディング説佳境入りだ。(了凡)