一難去ってまた一難 転換点の窓埋め完了し日柄整理 (2023.12.06)
続落。日経平均中陰線の引け。転換点の窓埋めだ。4日米主要3指数反落のあおりで11月15日823円高が伏線。前日ダウ489ドル高を受けショート(売りポジション)の買い戻しに拍車。ウォール街でベアが降参した日。同日発表された米CPI(10月)にコア指数も市場予想を下回り、直後米10年債が4.4%台前半に下がったのがきっかけ。体験や嗅覚によらず、データでクオンツ戦略に賭けたファンドが買い戻しに追い込まれた。週明け一巡するや、ロング(買いポジション)も投げをやむなくされサンタラリーの谷間。引け後、先物から小戻した。上海総合2972(-1.67%)、香港ハンセン16,327(-1.91%)にも類が及び、5日米ISM非製造業景況指数、8日米雇用統計とSQなど一難去ってまた一難。13日FRBの新たな見通しを踏まえ、売られ過ぎと買われ過ぎの果し合いが続く見通し。4日ウォール・ストリート・ジャーナルによると、イスラエル軍が大型ポンプを使ってハマスの地下トンネル(全長480㎞)を水没する計画と伝えられ市場も腹をくくった。じたばたしても始まらない。5日下げの過半が■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)3銘柄によるもので底堅いのも事実。同日、米半導体大手エヌビディアのCEOが経産相と会談し、日本にAI関連の研究開発拠点を設置する旨明らかにした。スタートアップと人材育成3分野で日本に投資。在庫逼迫を巡りGPU(映像処理専門のプロセッサ)供給に■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■(****)とも連携。大規模言語モデルの開発と日本が高いシェアを持つロボット産業のAI化が見込まれる。5日転換点の窓埋めが持ち越した巻き戻しの一環で日柄整理。■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■(****)などMBOと相俟って次第に的が絞られてきた。2022年4月、東証の市場改革さえプライムやスタンダード、グロース挙げて「米国仕込み」と考えられ戦後GHQの延長上。19年4月、■■■■(****)が財閥解体から一皮むけたといわれる。日本の主力産業が市場を通じて米国系ファンドの運用対象になり、外堀のほか内堀も埋まりかけた印象。5日入手した情報によると、米国にとって中国リスクが最優先事項。中国のマーケットから外資の大量流出が伝えられ、8月以降上海や深圳など240億ドル余り。2014年以来最大という。混沌としてきたのが現状だ。
日経平均先物によると、5日大証ミニ3万2770円(-0.02%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より6円安い。ダウ先物3万6178ドル(-0.25%)。同26ドル安い。VIX恐怖指数13.33(+1.91%)、WT1原油先物72.93(-0.15%)。金先物2040(-0.08%)、ビットコイン円6,166,267(-0.48%)。
5日の日経平均455円安。大引け3万2775円。TOPIX2342(-19)。プライムの出来高13億4900万株、売買代金3兆5800億円。値上がり294(値下がり1333)。10年債0.665%(-0.025)。米10年債4.231%(-0.030)。インドNifty20,855(+0.81%)、ロシアRTS1071(-0.52%)。グロース693.79(-2.75%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。混沌としてきた。(了凡)