17日乗り切る見通し 買い戻しが一巡すると材料出尽くし (2023.11.13)
前週末反落。日経平均小陽線の引け。売り一巡後下げ渋った。10日ダウ391ドル高(9日220ドル安)の走りとみられ、引け後夜間取引で300円高の3万2880円をつけている。10日決算発表をピークに戻り売りをこなし、次の一手を打診する場面。10月末から日銀の政策決定会合、FOMC、米雇用統計にSQなど一連のイベントを消化し買い戻しが目立つ。ハロウィーンを境に米景気後退が伝えられ、ハードランディング、「第5次中東戦争」、米軍の兵站懸念などショート(売りポジション)一色の需給がバランスを取り戻した。プライムの出来高16億3800万株、売買代金4兆1100億円。値上がり988(値下がり630)。ソフトバンクG(9984)の-102円を除くと差し引きプラスになる。これまでガザ戦闘1日4時間休止、APECに合わせ14~17日米中や日中首脳会談も日程にのぼりやれやれ。10日ムーディーズが米国債格付け見通しを「ネガティブ」に下げ、17日米つなぎ予算執行期限待ちだ。9月末、上下院が同予算執行3時間前議会を通過しただけにハッタリ。10月3日、下院議長の解任動議が可決され米国初。ロシアの来年度予算国防費70%増、今秋13万人徴兵とわかり納得した。10~13日ホロスコープの軍事・金融異変を念頭に14日米CPI(10月)を踏まえ17日乗り切る見通し。買い戻しが一巡すると材料出尽くし。APECのほか米中・日中首脳会談も手詰まり。時間稼ぎに過ぎない。国連が機能不全に陥っているためで、米中やロシアなど常任理事国の拒否権がブレーキ。「大国」が内憂外患のさなかで問題を解決できないわけだ。国内で「岸田下ろし」が始まったのと似たレベル。5日、首相の膝元で自民推薦の現職町長が落選。にも拘らず後継者がいない。与党内で見当たらない。1年後の米大統領選にしても、再びバイデン氏(80)とトランプ氏(77)の頂上決戦。米国のエネルギーが枯渇しそうで心許ない。ホロスコープによると、これから1年しり切れとんぼ。来年11月まで急カーブ3回。「破戒と再生」が本格化する見込みだ。11月早々、JPモルガンCEOが「過去数十年で最も危険な1週間」と述べるやショートが積み上がった。10日入手した情報によると、中国で企業経営者が相次ぎ行方不明。エスカレートする当局の取り締まりに経済界がぞっとしている。米国や日本など外国企業にも及び習指導部に対する懸念が強くなった。一方、パナソニック副社長が5日上海で開幕した輸入博に際し、中国で生き残ることがグローバル展開に欠かせないという。彼我ともに解がない。市場が行き過ぎを調整するわけだ。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万2890円(+0.95%)に対しラージ2880円、シカゴ2815円。現物より247円高い。ダウ先物3万4284ドル(+1.00%)。同1ドル高い。VIX恐怖指数14.17(-7.33%)、WTI恐怖指数77.35(+2.13%)。金先物1942(-1.38%)、ビットコイン円5.619,307(-0.72%)。
10日の日経平均78円安。大引け3万2568円。TOPIX2326(+1)。10年債0.850%(+0.015%)。米10年債4.621%(-0.010)。上海総合3038(-0.47%)、香港ハンセン17,203(-1.76%)、インドNifty19,425(+0.15%)、ロシアRTS1107(-0.13%)。マザーズ679.16(-1.86%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。買い戻しが一巡すると材料出尽くしだ。(了凡)