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アンコール伊勢町

初押しに手荒い揺り戻し 敗戦67年、全部外れた悲観論 (2012.04.17)

週明け安い。揺り戻しの様相。仕切り直しだ。前週末のNYダウ136ドル安が物語るもの。そもそも1300ドル以上割高だが、欧米や中国の信用不安、景気下振れ懸念、北朝鮮の「決議違反」など気迷い再燃。円高に跳ね返っている。国内も消費増税と脱デフレの政策矛盾、大飯再稼働を巡る国の対応がお粗末。原発に限れば、14日福井県知事と3選された御前崎市長の回答留保が妥当なレベル。売り材料がない代わり、買い材料もない。他力にかかってきた。気がついたのが、■■■■■■■■(****)と■■■■■■■■(****)。目立たないが高い。しばしば紹介したせいか、前者にUBSが乗ってきた。土木や建築構造物の補修・補強を手掛かり半世紀余り。予防保全、長寿命化に実績があり、拠って立つ補修工学に定評。神戸につぐ復興需要をきっかけに今後相当な受注が見込まれる。後者も瓦礫処理をはじめ復旧、復興の担い手として注目され、2月10日発表した1Q連結営業利益4.2倍が支援材料。水準訂正に入った。決算発表は前者5月10日、後者同15日の予定。補修、保全、長持ちするところがいい。2月10日3円復配を発表しながら売られた■■■■(****)も同感覚。5月14日決算発表を控えているためで、震災直後迅速に対応した仙台空港の液状化処理が有力な手掛かり。基盤インフラに不可欠な地盤改良専業だけに出番到来。16日、164円で引けた。ところで、13日NHKで放映された■■■(****)。16日 14万9800円で引けた。シンガポールの治験進展を除き目新しい材料に欠けるためで、米国、フランス発の材料待ち。14日に日経が伝えた■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)など軒並み高いのも事実でペプチドワクチン相場一色。これから2年、明けても暮れてもうなされる。紆余曲折を承知の上、インターナショナルで桁違いのスケール。中村教授にノーベル賞の声もかかっている。3月29日に塩野義と全疾患を対象にした適応拡大、新規ペプチドの権利譲渡に関し契約を結んだ。金額が明らかになると面白い。安かろうと高かろうと相場には追い風。日本でなければ海外で吊り上がる。世界の大手医薬品メーカー、無数の癌患者が国内事情を圧倒するためだ。

日経平均は167円安。後場中頃から崩れ9470円の引け。出来高15億2100万株、売買代金9800億円。初押しにしては手荒い揺り戻し。円ドル80円台半ば、ユーロで104円台をつけ円高が重し。株と連動しており、一筋縄で持ちこたえられない。しかし、24〜25日FOMC、27日の日銀政策決定会合にかけて急反発。来月FOMCがないだけに踏み込んだ追加緩和も考えられる。2、3月初動に対し4月初押し第2波。前向きに受け止めている。経団連のシンクタンクが16日、2050年に日本が先進国から脱落する旨アナウンスしたが、このままいけばの仮説で延長、補助線の類い。これまで不作為が20年以上続き、世界で唯一デフレというのに、さらに30年延長、補助線などあり得ない。現に2月、ニクソンショックから40年続いた円高にピリオド。日銀は同14日はっきり円安、デフレ解消に舵を切った。インフレターゲット1%は世界に向いた公約である。日本は敗戦から67年悲観論一辺倒。国民に受けたが全部外れた。過去のデータを理路整然と延長しているためで、来月5日国内の原発54基すべて止まるとわかる。日本は、パナソニックが松下政経塾出身者を政権の座につけてもままならないのだ。(了凡)