証券ビュー

アンコール伊勢町

急場しのぎの東京市場 何度振り返っても印象に残る場面 (2023.10.20)

 3日ぶり反落。日経平均小陰線の引け。全面安だ。18日米主要3指数急落によるもので、19日時間外取引で16年ぶり4.96%をつけた米10年債と10年ぶり0.84%に追随した10年債が主因。株の天敵が金利上昇とあって上海総合3005(-1.74%)、香港ハンセン17,295(-2.46%)。18日中国の碧桂園が事実上デフォルトとなり、引け後先物が買い戻された。このほか、米・エジプト首脳がガザ検問所開通で合意。安保理で米国が拒否権を発動し「ガザ戦闘中断」決議案否決など中東情勢逼迫。ウクライナで梯子を外されたゼレンスキー大統領が路頭に迷うありさま。一部始終場味が物語っている。すわ「第3次大戦」と大騒ぎになったが、エノクの予言で10年以内。2029~32年に高い確率といわれ気を取り直した。何より、29年まで数年ある。現地まで遠い上、これまでイスラエルやパレスチナに偏らない経緯。そもそも、人道的な後方支援が理に叶っている。ユダヤ系資本によるNY市場が金融戦争になっても東京市場は急場しのぎ。7~9月巻き戻しの結果、10~12月あく抜けにつながる。よって、10月31日~11月1日のFOMCに続き11月17日米国の「つなぎ予算」執行期限にかけて2番底。ないし2段下げ。「第5次中東戦争」を巡り第3次大戦の予告とみられる。7日未明ハマスの攻撃が1941年日本の真珠湾攻撃に匹敵し、1948年イスラエル建国を促したとすれば2029~32年の伏線。888日続くといわれ、ピンチがチャンスになること請け合いだ。17日述べたように、過去30年調整した日本の製造業が取り沙汰される所以。欧米が延べ40年ハイテク・金融サービスにシフト。残っている製造業2割といわれる中で日本8割。国内回帰、インバウンド再燃に拍車がかかる。19日発表された23年度4~9月貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支2兆7100億円の赤字。前年同期75%改善し円安と相まって輸出最高。自動車がリードしている。前年度上期過去最大の赤字だけに基調転換。後半量から質に転換すると来春ベアに跳ね返る見込み。製造業に限ると米中のほか欧州も旗色が悪く日本に分がある。このため、10~12月あく抜け。バフェット氏の持論といわれる恐怖相場を友だちにすると問題解決。「歴史的な金買い」でも解決しない。来年7月20年ぶり新札に登場する渋澤栄一(1840~1931)によるもの。日本の信用を裏づける人物。紙切れで通用する。あわよくば、日本の一人勝ち。後日、何度振り返っても印象に残る場面だ。
 日経平均先物によると、19日大証ミニ3万1510円(+0.35%)に対しラージ1500円、シカゴ1515円。現物より84円高い。ダウ先物3万3782ドル(-0.07%)。同117ドル高い。VIX恐怖指数19.46(+1.25%)、WTI原油先物86.38(-1.02%)。金先物1962(-0.30%)、ビットコイン円4,269,350(+0.54%)。
 19日の日経平均611円安。大引け3万1430円。TOPIX2264(-31)。プライムの出来高12億3400万株、売買代金3兆1600億円。値上がり401(値下がり1394)。10年債0.840%(+0.035)。米10年債4.946%(+0.045)。インドNifty19,624(-0.24%)、ロシアRTS1053(+0.19%)。マザーズ659.51(-2.01%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)など。何度振り返っても印象に残る場面だ。(了凡)