10~12月来年の試金石 兵庫県の明石モデルが将来の日本 (2023.10.11)
3連休明け急反発。日経平均大陽線の引け。今年最大だ。9日米主要3指数続伸を受けたもので、外資のショートカバー(買い戻し)が主因。引け後先物も続伸している。ロイターによると、7日ハマスのイスラエル大規模攻撃やFRB高官の発言など米10年債急低下が手掛かり。利回り上昇に伴い利上げ後退。確率年内26%(前週40%)という。11日米下院議長選のほかFOMC議事要旨(9月)、12日米CPI(同)発表を控え波乱含み。半値戻し3万2000円が目安とみられる。売ると上がり買うと下がる地合い。万一、11月17日「つなぎ予算」の執行期限をまたぐと再び米政府機関一部閉鎖。フィッチ、S&Pに続きムーディーズも米国債格下げに踏み切る見通し。日本の春分秋分図によると、混乱に巻き込まれながら影響が小さい。10~12月、来年の試金石になりそうだ。10日入手した情報によると、世界が無秩序になったのは係争地で米軍撤退が一因。21年8月アフガン以降顕著。前週末、ペンス元副大統領は「米国の指導者が自由世界のリーダーから降りると何が起きるか示している」と述べた。ハマスの攻撃に少くても11人米国人犠牲者が含まれており、救出のため軍事作戦も考えられる。厄介な場面になった。避けて通れない。にも拘らず、3連休明け今年最大の上げ。6日首相官邸で開かれた交換会に米国のブラックロックCEOの言及が一例。日本に対し「驚異的な経済変貌の途上にある」という。お世辞にしても中長期事実に近い。新冷戦が踊り場を迎え、過去40年頭打ちの米中にひきかえ30年調整した日本に分がある。何より需給が改善し経済正常化目前になった。金利のつく時代を迎え円高に転換。23~25年短・中・長・超長期の経済サイクルすべてゴールデンクロス。33年まで1983~93年当時に輪を掛けた伊勢遷宮「金座」(かねのくら)本格化。ハマスや米中など混乱に巻き込まれながら遅滞なく進行する。将来の日本を示唆するのが兵庫県の明石モデル。2011年から3期12年・市長を努めた泉房穂氏(60)。10年連続人口増、7年連続地価上昇、8年連続税収増など実績豊富。人口減に賃金や生活水準も上がらず物価高、疲弊に喘ぐ中でやり切った。明石の漁師の息子が東大を出て衆院議員、弁護士、社会福祉士など体験して取り組んだ。所得制限なし5つの無料化を通じて「子どもを守る政治」を実現。大人のための政治が子どもを犠牲にする一方、子どものためにやると大人を豊かにする。この真理が理解されると日本の政治は一挙に転換するという。
日経平均先物によると、10日大証ミニ3万1790円(+0.19%)に対しラージ同、シカゴ1795円。現物より48円高い。ダウ先物3万3844ドル(+0.13%)。同239ドル高い。VIX恐怖指数17.75(+0.28%)、WTI原油先物86.24(-0.16%)。金先物1868(+0.21%)、ビットコイン円4,116,462(+0.30%)。
10日の日経平均751円高。大引け3万1746円。TOPIX2312(+48)。プライムの出来高14億8400万株、売買代金3兆4900億円。値上がり1599(値下がり197)。10年債0.775%(-0.025)。米10年債4.692%(-0.110)。上海総合3075(-0.70%)、香港ハンセン17,664(+0.84%)、インドNifty19,689(+0.91%)、ロシアRTS1001(-0.49%)。マザーズ708.09(+0.97%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。10~12月が来年の試金石になる。(了凡)