これから半年で世界一変 需給ギャップ改善に駒進めた日本 (2023.10.03)
週明け続落。日経平均中陰線の引け。後場見送られた。米国の「つなぎ予算」可決と日銀短観2四半期連続改善を手掛かりに買い戻しが一巡し手掛かり難。安値引けだ。プライムの出来高15億5000万株、売買代金3兆7000億円。値上がり515(値下がり1266)にとどまった。引け後、先物が小甘い。夜間取引で200円安の3万1820円をつけている。つなぎ予算が10月1日から11月17日まで期限つき。新年度予算の成立なしに11月再び政府閉鎖が見込まれるためだ。ウクライナ関連予算を棚上げして強行したしっぺ返し。11月揉めにもめ金融取引ストップも考えられる。土壇場で合意しても間際まで消耗戦。売り買いともに共倒れだ。目下、VIX恐怖指数18.09(+3.25%)。遂一上振れとみられる。処理水作戦一巡の中国然り。不動産バブル崩壊に打つ手なし。2日朝鮮日報によると、今の中国は毛沢東政権の復活。世界を説得する普遍的理念をつくり出す意思も能力もないとあからさま。これまでの朝貢を否定するもので、理性の麻痺、独断的な時代錯誤、狂気の大逆進という。最近のコロナ・パンデミックが世界にとってどれほど大きな脅威になっているか悟らせる決定的な契機。この先退屈な持久戦が続くと述べる一方、不合理な体制に批判が必要と開き直った。バブル崩壊を握りつぶし、不良債権先送り、追い貸し、減税など需給悪化の一途。カネの切れ目が縁の切れ目。ロシアと北朝鮮の会談も切羽詰まった現状を物語り、サステナブル(持続可能な社会)に程遠い。その点、日本は30年以上かけて資産バブル崩壊に伴う需給調整にめど。2日発表された日銀短観で企業レベルのCPI1年後2.5%、3年後2.2%、5年後2.1%超を維持。世界で唯一需給ギャップ改善に駒を進めた。やっとマクロで金利がつく正常な状態に戻るわけで、米中やロシア、北朝鮮に囲まれながら画期的な存在。前日、ホロスコープで公転周期164年の海王星が魚座を支配し、ないものをあるかのように見せた幻想が一掃されると述べた。この上、信用があれば金や銀も無用で紙切れ一枚。来年7月から渋澤栄一(1840~1931)の1万円札が世界に通用する。万一金融取引がストップすると、日本が一時的に資本取引を吸収するわけだ。IMFも米国と日中の出資比率引き上げを検討しており悲観に及ばない。予想されるベアの売りを大半こなすはずだ。10~12月乗り切ると来年1~3月面白い。
日経平均先物によると、2日大証ミニ3万1720円(-0.31%)に対しラージ1710円、シカゴ1690円。現物より70円安い。ダウ先物3万3638ドル(-0.26%)。同130ドル高い。WTI原油先物91.32(+0.58%)。金先物1850(-0.86%)、ビットコイン円4,243,292(+1.69%)。
2日の日経平均97円安。大引け3万1759円。TOPIX2314(-8)。10年債0.775%(+0.010)。米10年債4.639%(+0.060)。上海総合、香港ハンセン、インドNifty休場、ロシアRTS1003(-0.45%)。マザーズ717.03(-1.73%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。これから半年で世界が一変する。(了凡)