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アンコール伊勢町

壁を越えると幸せな20年 日経平均が追いつき追い越す (2023.09.28)

 小反発。日経平均中陽線の引け。後場切り返した。26日米主要3指数急落を受けたもので、配当取りと再投資の買いが主因。一転して高値引けだ。米10年債が16年ぶり一時4.56%をつける一方、米年度末予算協議難航の瀬戸際。年度内成立なしに政府機関一部閉鎖の恐れがあり、再び米国債務格下げ懸念も伝えられる。事実上、駆け込み寺。■■■■■■(****)が1.2%上昇し場味を引き締めた。プライムの出来高15億8600万株、売買代金3兆9200億円。値上がり1313(値下がり477)。前日の手返しだ。引け後先物が売られ、上海総合3107(+0.16%)、香港ハンセン17,611(+0.83%)も買い戻しに反発。28日、市場が落とし前をつける。依然円安に振れ150円接近。為替介入と金融緩和が両立しないのは明らかで、米年度末ドル高を引き回し短期国債消化を促した分新年度反動が予想される。国内で円安批判が根強いものの、プラザ合意(1985年9月)後の曲折と考えられ、リーマンショック(2008年9月)を受け大幅な株安に見舞われた11年10月1㌦75円の戦後最高値。居ても立ってもいられなかったことを覚えている。日銀が介入で止められない以上時間稼ぎ。10~12月乃至来年1~3月デフレからインフレの転換点。米中資金逼迫の折り、一段と日本に資金が集まるとみられ円高株高。世界に周回遅れのインフレ修正が始まる。物価が現状3%から5~6%に上がると株も連動し嵩上げ。おのずと最高値更新が見込まれる。和田秀樹氏(1960年生まれ)が「80歳の壁」(幻冬舎新書)昌頭に「壁を越えたら人生で一番幸せな20年が待っています」とエール。体力気力も80歳から70代と全然違う。810万人「団塊の世代」に朗報。老親を持つ世代にも呼び掛け50万部という。今秋か来春あく抜けすると日経平均が追いつき追い越すに決まっている。何しろ、1990年早々日本から米国に渡った1500兆円が大半戻るといわれ、中長期5万円や10万円で収まらない。自由と民主主義のない国にGDPが増えないのは市場の定め。日本が唯一30年デフレをこなし、増税下で需給均衡を実現しただけに復活するほかない。それも、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****))挙げて米国が後押し。新冷戦を通じて「丸腰」の日本が市場で先頭に立った。27日、日銀は午前の金融調節で定例の国債買い入れを通知した。YCC柔軟化。市場環境が安定している現在適切という。返すことばもない。
 日経平均先物によると、27日大証ミニ3万2210円(+0.19%)に対しラージ同、シカゴ2185円。現物より187円安い。ダウ先物3万3971ドル(+0.28%)。同352ドル高い。VIX恐怖指数18.13(-4.28%)、WTI原油先物91.83(+1.59%)。金先物1911(-0.44%)、ビットコイン円3,966,600(+1.38%)。
 27日の日経平均56円高。大引け3万2371円。TOPIX2379(+7)。10年債0.730%(-0.010)。米10年債4.501%(-0.041)。インドNifty19,716(+0.26%)、ロシアRTS1001(+0.34%)。マザーズ730.77(+1.20%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。世界はまだ力が正義で自立できなければ駄目という。壁を越えると幸せな20年が待っている。(了凡)