インフレ修正待ったなし 日経平均とTOPIXが代弁者 (2023.09.26)
週明け5日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。後場一段高になった。前週のFOMC、日銀政策決定会合を受け3万2280円が中心値。FRBの引き締め長期化を日銀の緩和継続で吸収。先物に買い戻しが入った。案の定、引け後安い。このほか、上海総合3115(-0.54%)にひきかえ香港ハンセン17,729(-1.82%)。再建案見直しを迫られた恒大をはじめ中国の不動産株急落が懸念材料。これに対し、25日の官房長官会見で「日中韓サミット」が伝えられ、適切な時期に開催する旨助け船が入った。念のため、日本の中国依存度を過大視する必要ない。与信残高によると、英国28.4%、米国17.2%に対し日本9.6%という。世界で中国破綻が取り沙汰される中、日本に限って30年デフレのトラウマによるものだ。中国の場合、約50年前毛沢東(1893~1976)による文化大革命の二の舞。2021年8月「共同富裕」を強行しバブル崩
壊に拍車。習近平氏自体24、25年天中殺。天高く飛び上がっても勢いよく地上に落ちる。何度挑戦しても跳ね返されるという。一方、米国も相当なもの。25日入手した情報によると、今秋UAW(全米自動車労組)のスト拡大に政府機関閉鎖、学生ローン返済再開、ガソリン価格高騰、長期金利上昇など消化難。20日、FRB議長が「経済に勢いこそあれ一連のリスクもある」と述べた所以。EUもドイツの景気不安が高まり「欧州の病人」といわれる。エネルギー輸入をロシア、製品輸出を中国に依存し金融も逆回転。見ていられない。20日、ウクライナの大統領が国連総会で支援に変化の兆しを察知。重圧で泣き出しそうな顔になった。米年度末やりくり算段で乗り切っても、10~12月つかまりそうな地合い。結局、消去法で日本とみられ、資金が集まるところに人も情報も寄ってくる。日経平均とTOPIXが代弁者。ともに23年3月米銀破綻をきっかけに過去30年大揉みを上放れ強もち合い。それも外資が売買代金7割を占め、個人2割、金融機関1割に過ぎない。中長期物価が3%から5~6%に上がりインフレ修正が進むと株も連動し嵩上げ。おのずと最高値更新が見込まれる。これがバブルなら推して知るべし。24年、天から知恵を授かる年。忍耐を求められ自分が恵まれていることに気づく。今あるものを増やすなら減らせとも述べた。箪笥や引き出しを一杯にしたままで埒が明かないわけだ。7~9月巻き戻し10~12月あく抜けに変わりない。■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)が堅調だけに本物。■■■■■■■(****)も半導体材料の国内新工場に着手する。
日経平均先物によると、25日大証ミニ3万2360円(-0.37%)に対しラージ同、シカゴ2375円。現物より304円安い。ダウ先物3万4168ドル(-0.19%)。同204ドル高い。VIX恐怖指数18.07(+5.06%)、WTI原油先物90.11(+0.09%)。金先物1943(-0.12%)、ビットコイン円3,880,000(-0.69%)。
25日の日経平均276円高。大引け3万2678円。TOPIX2385(+9)。プライムの出来高12億6900万株、売買代金3兆1700億円。値上がり1374(値下がり412)。10年債0.730%(-0.010)。米10年債4.497%(+0.058)。インドNifty19,674(+0.01%)、ロシアRTS996 (-0.33%)。マザーズ731.82(+0.72%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)など。中長期インフレ修正待ったなしだ。(了凡)