買い戻し入りまちまち 今あるものを増やしたいなら減らせ (2023.09.25)
前週末4日連続安。日経平均中陽線の引け。後場持ち直した。前日米主要3指数続落を受けたもので、米金融引き締め長期化を嫌気した売りに日銀の大規模緩和維持に伴う買い戻しが入りまちまち。引け後夜間取引で10円高の3万2280円をつけている。22日、米主要3指数4日連続安。引き締め長期化に米自動車大手のストライキも足かせ。にも拘らず、金利上昇が一服し下げ渋った。日銀は欧米で「勝ち目のない状況」といわれる。一国で世界最大の米国債を抱え米当局がチェック。日本抜きに消化できないためだ。米年度末弱含み。円安に振れる一方、27日権利つき最終で28日配当落ち。日経平均の落ち分222円。日本企業は7~9月期健闘の模様で買い下がりだ。22日から米駐日大使(63)のSNSが注目を集めている。米政府の自粛要請をしのぐもので、処理水放出を巡る中国の対応に疑問を呈し「狙いが日本孤立なら逆に中国が孤立する」と言明。「中国は日本の水産物輸入を全面禁止した。しかし、中国の漁船が日本近海で操業している。健康上の問題なら何故漁を続けるのか」と引かない。「米国の最も重要な同盟国大使として発言する責任がある」という。同大使は第55代シカゴ市長。オバマ政権で第23代大統領首席補佐官。垂秀夫中国大使(62)と似たところがある。別の情報も届いた。中国は9月大規模な戦闘機、艦船を台湾に送り込み沈黙を守っている。前週ある1日、軍用機103機が台湾周辺を飛行し、このうち40機防空識別圏に侵入。翌日さらに55機台湾周辺に飛来。威嚇する訓練でなく、台湾を取り囲み地形上有利な点を無力化。侵攻の際、米国支援を阻止するためという。かって日本と同様に内憂外患とみられる。18日(満州事変)事なきを得たが、10月1日(国慶節)何か起きるか。巻き戻しとあく抜けにこだわっている。水野和夫氏(1953~)の提言が目に飛び込んできた。日本にも「金利のある世界」が訪れる。人間が地球の果てまでサプライチェーンを広め、動植物と棲み分けていた地域も開発したため未知の疫病に感染。自然からのしっぺ返しを受けた。ロシアを追い詰めた西側にも一定の責任があり自ら反グローバリゼーションを引き起こしている。疫病や戦争は経済活動と無関係な不測の事態ではない。資産バブルと崩壊を繰り返す資本主義の断末魔という。一理ある。過剰に発達した感性や知性を持つと欲望が無限に広がり、本来ありのままの人生から逸脱する。算命学は道教の世界。本当に必要なものは自然界が決める。幸せになるのに足し算や掛け算と考える人が多いものの、引き算と割り算が正解。赤ん坊がお母さんの身体から引かれて出るように、人は初めから何か引かれて生まれる。増やすなら減らせという。
日経平均先物によると、22日大証ミニ3万2275円(+0.03%)に対しラージ2280円(同)、シカゴ2285円(+0.80%)。現物より117円安い。ダウ先物3万4247ドル(-0.26%)。同283ドル高い。VIX恐怖指数17.20(-1.94%)、WTI原油先物90.33(+0.78%)。金先物1944(+0.27%)、ビットコイン円3,948,284(-0.07%)。
22日の日経平均168円安。大引け3万2402円。TOPIX2376(-7)。プライムの出来高16億0800万株、売買代金3兆8800億円。値上がり839(値下がり924)。10年債0.745%変わらず。米10年債4.438%(-0.054)。上海総合3132(+1.55%)、香港ハンセン18,057(+2.28%)、インドNifty19,674(-0.34%)、ロシアRTS999(+1.20%)。マザーズ726.61(+1.98%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。今あるものを増やしたいなら減らせ。(了凡)