米大統領選が特殊要因 中国の40年に及ぶ好況が終わった (2023.09.13)
4日ぶり反発。日経平均小陽線の引け。「雲」から顔を出した。前日米主要3指数続伸が手掛かり。買い一巡後、ドル買い戻しにより円安に振れ後場一段高。夜間取引で先物が安い。13日米CPI発表、19~20日FOMC、21~22日の日銀政策決定会合など米年度末に伴うリバランスが主因。9月米利上げ見送りで一致しており、FFレート5.25~5.5%と22年ぶりの水準。インフレと金利が横ばいになった後、正反対の事態も予想され深刻な影響があるという。インフレが長時間高い水準にとどまるリスクが問題。米金融当局のほか市場でも見方が分かれている。米年度末、同新年度を巡るもので、前日述べた米大統領選入り(24年1月25日)が特殊要因。インフレと金利、株の連立方程式が解けないわけだ。11日、ウォール街でスト懸念による自動車株のブレーキも気懸かり。6月からダウ0.7%上昇に対しGE15%、フォード19%安。UAE(全米自動車労組)委員長が時給10%引き上げを含むGMの提案を拒否したため。■■■■■■(****)の家康にも似たハイブリッド(異種の組み合わせと掛け合わせにより生み出されるもの)経営と対極にある。フォーブスによると、「中国の40年に及ぶ好況が終わった」(8月20日)が背景。中国経済に広範な衰退の兆しもあるという。借金と設備が過剰な上、賃金が上がり過ぎたためだ。2015年まで35年続いた1人っ子政策と20年の平均出生率1.1(安定に必要2.1)等によるもの。23年7月の公式統計で中国経済の底割れが明らかになった。民間の粉飾と共産党の逆粉飾がベールに包まれ取り返しのつかない状態。恒大や碧桂園のデフォルトを見越し動き始めた。ロシアと北朝鮮の首脳会談然り。10~13日「東方経済フォーラム」(ウラジオストック)に合わせ、金総書記がプーチン大統領の要請にこたえるもので双方限界。ともに見返りを期待し目も当てられない。ロシアは虎の子の空挺部隊を投入し打つ手なし。段ボール製ドローンに手を焼く始末という。日本は13日内閣改造。次期総裁を視野に丸1年短期決戦の構え。国内外批判を受け入れ変わらざるを得ない。2018年から新冷戦に入り産業界が先行。処理水を巡る中国の対応がお粗末で国内回帰に拍車がかかっている。6月25日奏外交部長、7月31日ロケット軍李司令官、直近も李国防相の消息が不明と伝えられ習指導部混乱状態。米国の駐日大使がマークしている。インドの第2次モディ首相が一線を画した存在。22年、日印国交樹立70周年。国益と国際的地位向上を目指し世界と調和を図るインドの外交がユニーク。第2次モディ政権で外相に就任したジャイシャンカル氏。妻が日本人で1996~2000年駐日大使館に勤務していた。
日経平均先物によると、12日大証ミニ3万2560円(-0.17%)に対しラージ同(-0.18%)、シカゴ2545円(+0.34%)。現物より231円安い。ダウ先物3万4910ドル(-0.29%)。同246ドル高い。VIX恐怖指数14.12(+2.39%)、WTI原油先物88.38(+1.25%)。金先物1933(-0.71%)、ビットコイン円3,845,340(+3.80%)。
12日の日経平均308円高。大引け3万2776円。TOPIX2379(+19)。プライムの出来高13億6800万株、売買代金3兆3800億円。値上がり1392(値下がり389)。10年債0.705%変わらず。米10年債4.289%(+0.001)。上海総合3137(-0.18%)、香港ハンセン18,025(-0.39%)、インドNifty19,993(-0.02%)、ロシアRTS1047(+1.39%)。マザーズ738.56(+0.34%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。米大統領選が特殊要因とみられる。(了凡)