新冷戦の落とし子に目星 どの国も兵站伸び切り時間稼ぎ (2023.08.24)
3連騰。日経平均中陽線の引け。小康を保った。22日ダウ174ドル安を巡るもので、米10年債が時間外取引で低下し場味好転。23日エヌビディア決算発表、日本時間25日深夜FRB議長会見待ち。引け後、先物が小甘い。プライムの出来高10億0600万株、売買代金2兆5000億円と4ヵ月ぶり薄商い。買い戻しが一巡すると模様眺め。8月から逐一巻き戻しとみられ、9月米年度末にかけて米国債、為替、原油などポジション調整大詰め。9月上旬碧柱園のデフォルトを加味したもので波乱含みだ。22日開幕したBRICS首脳会議然り。プーチン大統領がオンライン、習主席も会合不在でさまにならない。コロナ明け、ウクライナ戦争長期化が泣きどころ。どの国も兵站が伸び切り時間稼ぎ。7月から世界中気温上昇に拍車がかかり体温を上回る危険な状態に置かれた。前日述べた福島の原発処理水も従来の延長上。10年揉めにもめ、24日海洋放出決定がきまったものの、漁業者や市民が差し止め請求。中国の傲慢な態度に煮えくり返る思いだが、G7広島で男を上げた垂秀夫中国大使さえ、科学的根拠のない主張で残念。中国のみ逆行と述べるにとどまった。意味のない時間稼ぎが延々続き、この先天地人の順で鉄槌が下るわけだ。それが7~9月巻き戻し10~12月あく抜けの意味。来年予想される世界維新に備えるもので、1月台湾から11月米国までびっしり。待ったなしの裁定。にも拘らず、日本の西南戦争(1877)に似た内線が始まる。既得権を巡るもので、明治維新の際、武士が特権を失った反動。維新から10年かかって事実上収束した。原発処理水の場合、放出完了まで30~40年といわれ、モニタリングや風評対策もついて回る。いわば、天地人の鉄槌。日本人ならどうするか。日経が紹介したGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)、ノルウェー銀行インベストメント・マネジメント(政府系ファンド)ともに運用資産200兆円。未来永劫運用資産拡大を求められ、高齢者の生活支えるのが使命。米国のほかノルウェーも日本株の将来に期待を寄せている。GPIFの2022年度2兆9536億円の黒字。配当3兆7003億円。ノルウェーのファンドは北海油田発見後に立ち上げ、原油収入の増減から経済を守り、現在と将来国民の蓄えになるもの。ファンドの約3%大きな部分が政府予算に使われるという。来年予想される世界維新で日本株様変わり。維新(1868)、敗戦(1945)、バブル崩壊(1990)から立ち直り3度目のビジネスチャンス。3月米銀破綻をきっかけに9月予想される中国碧柱園デフォルトが新たな手掛かり。日本が新冷戦の落とし子になりそうだ。
日経平均先物によると、23日大証ミニ3万1890円(-0.23%)に対しラージ同、シカゴ1850円。現物より160円安い。ダウ先物3万4350ドル(+0.02%)。同61ドル高い。VIX恐怖指数17.05(-0.47%)、WTI78.47(-1.47%)。金先物1935(+0.48%)、ビットコイン円3,777,692(-0.68%)。
23日の日経平均153円高。大引け3万2010円。TOPIX2277(+11)。値上がり1410(値下がり354)。10年債0.675%(+0.010)、米10年債4.279%(-0.048)。上海総合3078(-1.34%)、香港ハンセン17,845(-0.31%)、インドNifty19,444(+0.25%)、ロシアTS41048(-0.87%)。マザーズ745.83(+1.45)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。新冷戦の落とし子に目星がついた。(了凡)