23~25年生まれ変わる 7日デッドクロス中長期のステップ (2023.08.09)
雲の中3連騰。日経平均小陰線の引け。膠着状態に入った。10日決算発表ピーク、同日米CPI(7月)発表を控え小動き。4日ぶり米主要3指数反発を受けたもので買い戻しが主因。7日デッドクロスが中長期のステップと述べた。米国債格下げと同様に香港ハンセンを通じて中国経済底割れを織り込むきっかけ。歴史的な15日、ジャクソンホール24~26日を踏まえ、9月末米短期国債約70兆円消化を視野にバックインセプテンバーが念頭にある。10~12月あく抜けが見込まれ、世界を取り巻く資金の流れに見当がつくわけだ。7月にキッシンジャー氏を含め米国要人訪中がターニングポイントと考えられ、米中対立やウクライナ危機解決が後退し、市場が資金の行方を左右する場面。来年1月台湾から11月米国まで選挙だけに来週明けにも前哨戦。長丁場になる見通しだ。4日、インド太平洋を巡る新冷戦の緩衝地帯が日本とみられ、2023~25年金輪際ないポジションと持ち上げた。米国債格下げ懸念が尾を引き金利上昇が避けられないためで、7日決算発表したアップル2%安も気懸かり。5日連続安で計9%下げた。同日テスラCEOの側近が突然退任を表明するなど流れが変わった。ロサンゼルスやヒューストン、サンフランシスコのオーナーは何千戸単位のローンを巡りデフォルトに陥っている。ウォール街の投機筋が米国株下落にかけた空売りも裏目に出ているのが現状。自分たちの弱気な行動によりリターンが打ちのめされたという。一方、JPモルガン・チェースは4日今年リセッションが発生しない旨明らかにした。ウォール街の金庫番も気が気でない。北京8日ロイターによると、7月の貿易統計で輸出前年比14.5%減少、輸入同12.4%減少と大幅な落ち込み。にも拘らずデフレの脅威がなく、銀行が融資を停止していない。丸3年ゼロコロナで不動産売買が止まり、ロックダウンやPCR検査など地方政府もおけら。ゼロコロナ解除でも回復どころでない。7月25日公開されたポール・クルーグマン氏(70)のNYタイムズ寄稿文が印象に残っている。「中国は最近失速しているように見えることから、将来日本のような道を歩むのではないかという人もいる。私の答えは、おそらくそうはならない。中国はもっと悪くなる」という。彼は2008年ノーベル経済学賞を受賞。米国のインフレが去ったとの確信が再燃する恐れについても触れた。日本は23年バブル収束。25年生まれ変わるところにきた。
日経平均先物によると、8日大証ミニ3万2170円(-0.37%)に対しラージ同、シカゴ2155円。現物より222円安い。ダウ先物3万5335ドル(-0.62%)。同138ドル安い。VIX恐怖指数17.10(+8.43%)、WTI原油先物80.15(-2.18%)。金先物1959(-0.53%)、ビットコイン円4,213,358(+1.21%)。
8日の日経平均122円高。大引け3万2377円。TOPIX2291(+7)。プライムの出来高14億4500万株、売買代金3兆6700億円。値上がり993(値下がり772)。10年債0.605%(-0.015)。米10年債3.989%(-0.101)。上海総合3260(-0.25%)、香港ハンセン19,184(-1.81%)、インドNifty19,570(-0.13%)、ロシアRTS1004(-1.20%)。マザーズ758.08(-1.65%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。23~25年生まれ変わる。(了凡)