新冷戦の緩衝地帯日本 キッシンジャー氏の成功体験岐路 (2023.08.04)
続落。日経平均小陰線の引け。全面安だ。2日米主要3指数急落を受けたもので、米10年債+1.64%とフィラデルフィア半導体-3.80%のWパンチ。日本国債格下げまで話題にのぼった。日銀がイールドカーブ・コントロールによる国債購入を減らすと可能性が高まる仕組み。このため、連想売りとみられる。25日線3万2745円どころか、日足と一目均衡表の雲に入りスクランブル状態。9月まで巻き戻しが続く見通し。米中バブル崩壊を牽制するもので、キッシンジャー氏7月訪中がターニングポイント。過去50年の成功体験が通用するか否か。あく抜けを前にガス抜きが繰り上がった。米国がこだわる8月15日と24~26日ジャクソンホールが焦点。引け後先物が続落し3万1820円をつけている。現物より339円安い。ダウ先物3万5354ドル(-0.14%)に対し上海総合3280(+0.58%)、香港ハンセン19.420(-0.49%)など偽りの夜明けといわれる。6日広島、9日長崎に落ちた原爆然り。米国が日本に対し早期終戦を促すため2回投下した旨伝えられる。しかし、広島がウラニウムで長崎はプルトニウム爆弾。米国にとって2回実験が必要だったという。1972年に核抜き本土並みで沖縄返還され50年。当時佐藤首相がノーベル平和賞と引き換えに施政権を回復した。しかし、リトルボーイといわれる広島のウラニウム、ビッグボーイなる長崎のプルトニウム爆弾とも沖縄に待機。日米安保条約に基くもので行政をしのぎ治外法権が続いている。米軍が2025年をめどに日本撤退。太平洋艦隊再編に動き出したことも事実で、50年前ニクソン大統領とキッシンジャー補佐官の成功体験が岐路を迎えた。むしろ、フィッチの米国債一段階格下げが市場にとって前向きな材料。どんな困難であれ再構築を目指すもので米中新冷戦、ウクライナ危機の収拾を図る上でも有効。世界株安に憂いなしと述べた。スーパーエルニーニョといわれる危険な猛暑や記録的な洪水もホロスコープ(天体配置図)の巡り合わせ。天王星84年、海王星168年の公転周期に鉢合わせ。人生に1度か2人分の運命さえ左右するもの。どの国も248年前の米独立戦争やフランス革命に匹敵し来年11月まで混乱。以後20年にわたり破壊と再生。世界中が天下動乱に明け暮れる見通し。台風の目が日本。3月の米銀破綻をきっかけに世界のお金が集まり始めた。4~6月初動に7~9月巻き戻し、10~12月あく抜けの見込み。人災と天災を株安要因に再び高齢者が立ち上がる場面。バブル崩壊から30年、米国に集まった1500兆円が突破口を見つけた。新冷戦の緩衝地帯と考えられ、何が起きても乗り切るところだ。
VIX恐怖指数16.93(+5.22%)、WTI原油先物79.60(+0.14%)。金先物1973(-0.07%)、ビットコイン円4,163,223(-0.70%)。
3日の日経平均548円安。大引け3万2159円。TOPIX2268(-33)。プライムの出来高17億9400万株、売買代金4兆3300億円。値上がり158(値下がり1666)。10年債0.645%(+0.020)。米10年債4.148%(+0.062)。インドNifty19,381(-0.74%)、ロシアRTS1053(+1.27%)。マザーズ761.40(-1.36%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。欧州のスイス、アセアンでタイのような緩衝地帯にある国がインド太平洋で日本という結論。来年の今ごろ新札が出回っており20年ぶりだ。(了凡)