証券ビュー

アンコール伊勢町

人災に天災も株安要因 無事乗り切ると高齢者が日本再生 (2023.07.31)

 前週末反落。日経平均中陽線の引け。後場下げ渋った。28日ダウ176ドル高(前日237ドル安)を受けデフレからインフレの潮目。収まりそうもない。前週FOMC、ECB理事会、日銀政策決定会合などふるいにかかり引け後先物が高い。夜間取引で330円上昇し直近3万3100円。VIX恐怖指数13.33(-7.49%)に対しWTI原油先物80.67(+0.72%)、金先物1958(+0.68%)、ビットコイン円4,143,529(+0.12%)にも煽りがうかがえる。40年を数える米国のインフレと30年続いた日本のデフレが出口を巡り大詰め。新冷戦の助走に入った。来年1月台湾総統から同11月米大統領まで選挙で明け暮れるだけに後半追い込み。日本も似たような事情にある。経済が左前になると勝てないためだ。28日、10年債の上限0.5%めど。事実上、1%を目安に「緩和の持続性を高める」(日銀総裁)旨伝えられた。中長期マネー収縮と高金利が視野に入り株高と馴染まない。同日、ドイツの1~3月期GDP横ばい。3四半期ぶりマイナス成長回避。中国の住宅ローン残高6月0.7%減。2008年以降初の減少。チリ中銀3年ぶり1%利下げに転換。10.25%など厳しい情勢。21日、中国について述べた。経済の現状に近いのが香港ハンセン指数。昨年10月史上最高値から3万3484から56.40%下げた。日経平均に当てはめると1993年1万6967円の水準。さらに、半値になったのが2003、08年で底練り丸4年。ちなみに、昨年10月1万4597から半値7298(28日19,916)が底値のめど。日柄整理僅か5年に過ぎない。ロシアと並び中国リスクも露骨になってきた。新冷戦の助走と考えられブロック化。経済安保とサプライチェーン再構築が先決でコスト高に伴いインフレも共通課題。バランスシート縮小に追い込まれる。日銀もそうで金融正常化に舵を切ると金利が高騰し保有国債の評価損をかぶる。ロシアや中国リスクに対し米国と利害が一致する分プラスになっているのも事実で後半見応え。にも拘らず、ホロスコープを見るとどこかで致命的な間違いを犯す。人智を超えた場面がやってくるわけだ。戦後の冷戦、ポスト冷戦に続き新冷戦も理外の理。日本のポジションが逐一好転している。株をはじめ債券、VIX恐怖指数、原油・金先物、ビットコインなど追い風。セルインメイとバックインセフテンバー(9月に買え)で辻褄が合う見通し。ロシアや中国から撤退した主要企業が国内回帰。数年後本格稼働の見込みでインバウンド再燃。和田秀樹氏(63)は、お金を使うと元気になる。高齢層が日本再生の切り札という。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ3万3110円(+1.05%)に対しラージ3100円、シカゴ同。現物より341円高い。ダウ先物3万5575ドル(+0.41%)。同116ドル高い。
 28日の日経平均131円安。大引け3万2759円。TOPIX2290(-4)。プライムの出来高24億5600万株、売買代金5兆7000億円。値上がり757(値下がり1018)。10年債0.540%(+0.105)。米10年債3.952%(-0,049)。上海総合3275(+1.84%)、香港ハンセン19,916(+1.41%)、インドNifty19,646(-0.07%)、ロシアRTS1033(-0.52%)。マザーズ764.04(-1.03%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。人災に天災も株安要因。無事乗り切ると高齢者が日本を再生する。(了凡)