今後ドル復権が不可欠 金融センターに生まれ変わる東京 (2023.07.28)
3日ぶり反発。日経平均中陽線の引け。25日線3万2781円を上回った。26日ダウ13連騰受けたものでテクニカルな先行指標。プライムの出来高13億3700万株(26日12億6800万株)、売買代金3兆2200億円(同2兆6600億円)に明らか。日経平均やTOPIXなど従属変数に過ぎない。ポスト冷戦と新冷戦の踊り場。ロシアと中国の「独裁政権」が西側と対立し長期化。双方国民の生活が限界に達し、マネー収縮と高金利目前になった。債券下落により長期金利が上昇すると設備や住宅投資にブレーキがかかりロシアや中国にとどまらない。新興国に類が及ぶ。にもまして、EUがロシアにエネルギー、中国にも輸出の大半依存し何か起きると悲鳴があがりそうな場面。金融取引で売ろう買おうと何も解決しない。このため、今後米ドル復権が不可欠といわれ、6月から7月にかけてブリンケン米国務長官をはじめ新旧米政府要人4人中国訪問。ドル需給をテコ入れし新冷戦でも米国が主導権を握る旨打診したとみられる。降って湧いたロシアのブリコジン氏と中国の秦剛国務委員兼外相の3週間以上不明が誤算。断続的に消息が伝えられるものの、両政権にとって致命的な材料。失脚につながる公算が大きい。中国が30年で日本のGDPを追い抜き世界№2になったものの、日本が戦後40年一時米国のGDPをとらえるやバブル崩壊に見舞われた経緯と大同小異。先端技術や基幹部品の供給制限と共同富裕など自業自得。日本が30年かかった調整を中国もそれなりに反動がついて回る。むしろ、日本はポスト冷戦と新冷戦のおかげで経済底入れ。反転のきっかけをつかんだ。主力製造業の国内回帰、インバウンド再燃に続きインド太平洋を巡る同盟国や友好国と組んだ新しいサプライチェーンなど明るい材料。イエレン米財務長官が直近ベトナムに飛び感触を探っている。日本の場合、中長期九州と北海道にシリコンバレーが稼働する見込みで、24年■■■■■■■■■■■■(****)甲府工場再開。■■■■■■■(****)鹿児島川内工場増強。■■■■(****)も川崎に半導体センター新設するなど材料豊富。23年100兆円レベルの設備投資が予想され、数年後関連産業と連動し活気に包まれる見通し。FOMCの金利裁定が5.5%(従来5.4%)に収まり27日ECB理事会、27~28日の日銀政策決定会合も現行の延長上。日本にとって痛痒なしだ。ホロスコープで金星逆行が9月2日まで続き、バックインセプテンバーに変わりない。近い将来、東京が金融センターに生まれ変わるため避けて通れない。
日経平均先物によると、27日大証ミニ3万3070円(+0.46%)に対しラージ同、シカゴ3060円。現物より169円高い。ダウ先物3万5761ドル(+0.22%)。同261ドル高い。VIX恐怖指数12.97(-1.67%)、WTI原油先物79.63(+1.08%)。金先物1979(+0.47%)、ビットコイン円4,152,419(+0.55%)。
27日の日経平均222円高。大引け3万2891円。TOPIX2295(+12)。値上がり1126(値下がり621)。10年債0.440%(-0.005)。米10年債3.870%(+0.017)。上海総合3216(-0.20%)、香港ハンセン19,639(+1.41%)、インドNifty19,659(-0.60%)、ロシアRTS1044(+0.52%)。マザーズ771.96(+0.25%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。今後ドル復権が不可欠だ。(了凡)