7月にも流れが一変 新冷戦の過渡期に消去法で橋渡し (2023.07.19)
3連休明け反発。日経平均小陽線の引け。前場中頃伸び悩んだ。17日ダウ76ドル高に鞘寄せする一方、上海総合・香港ハンセン安をかぶり立ち往生。急がば回れだ。米国経済のソフトランディング期待に対し、中国経済下振れ不安を織り込んだとみられ綱引き。25日線3万2970円と5日線3万2290円の往来になった。17日米財務長官訪中所感によると、米景気後退想定せず。中国減速が波及するリスクに言及。7月を境に世界の金融緩和が終わり、マネー収縮と高金利を巡る踊り場を迎えた。30年続いたポスト冷戦から新冷戦の過渡期と考えられる。米国は今週始まる地銀決算(4~6月期)で利上げの打撃が明らかになり、中国も17日発表したGDP(4~6月期)の伸び率0.8%。1~3月期2.2%から大幅に減速。下駄を履いた統計に打つ手なしだ。この上、ロシアとウクライナの消耗戦に勝者なし。来年台湾の総統から米大統領選まで株高といわれるが、ドルをはじめユーロ、人民元、ルーブルなど主力通貨に立つ瀬がない。あるとすれば、円が消去法で橋渡し。28日の日銀政策決定会合を控え■■■■■■■(****)や■■■■■(****)が買われた。3月に米銀と並びクレディ・スイスがミソをつけただけにスイスフラン後退。7~9月市場の裏側で積み上がった取引が巻き戻され、8月下旬のジャクソンホールから9月米年度末にかけて需給好転。10~12月あく抜けの見通し。18日京都で最高気温35.6度の炎天下、4年ぶり祇園祭全面再開。24日後祭りまで山鉾巡行復帰。シルクロードから奈良正倉院、淡路島と阿波剣山を通じて1000年超の歴史。869年、全国に流行した疫病退散を祈願し、当時全国66本の矛を奉った八坂神社の「祇園御霊会」が起源。970年以降例年行事となり平安末期最高潮。室町時代に現行の山鉾が誕生し15世紀中頃まで巡行。応仁の乱(1467~77)で京都もろとも焼き尽くされ、1500年に町衆が山鉾を復興。その後も歴史の動乱で再三大火災に遭い、甚大な被害を受けながら熱意と努力により復活した。ポスト冷戦30年、新冷戦の過渡期に拘わらず悠久の御霊会。コロナ禍、ウクライナ戦争をしのぐもので日本の歴史そのもの。折から「日の丸半導体」も復活の雄叫び。ラピダスに続き■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)など続々半導体関連投資を増強。新冷戦の布石を打ち始めた。凄い10年がやってくる。
日経平均先物によると、18日大証ミニ3万2400円(+0.08%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より74円安い。ダウ先物3万4742ドル(-0.06%)。同157ドル高い。VIX恐怖指数13.55(+0.52%)、WTI原油先物74.31(+0.31%)。金先物1967(+0.57%)、ビットコイン円4,132,524(-1.14%)。
18日の日経平均102円高。大引け3万2493円。TOPIX2252(+13)。プライムの出来高12億0400万株、売買代金3兆1100億円。値上がり1300(値下がり478)。10年債0.475%変わらず。米10年債3.759%(-0.049)。上海総合3197(-0.37%)、香港ハンセン19,015(-2.05%)、インドNifty19,751(+0.20%)、ロシアRTS1023(+1.37%)。マザーズ784.77(+0.01%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。7月にも流れが一変しそうだ。(了凡)