需給悪化一時的な調整 半導体国内3拠点で生まれ変わる (2023.07.11)
週明け5日連続安。日経平均小陰線の引け。健全な調整だ。25日線3万2942円から下方乖離拡大。黄金分割で押し目を探ると3万0518円が目安。来年を左右する7~9月と述べた矢先、円高株高なしに最高値更新も困難。この間米金利上昇が主因とも述べた。米債務上限引き上げを来年末まで一時停止。米予算局の今年度財政赤字解消に70兆円調達が必要でドル高円安。ウォール街で今年の円安深追い禁物と伝えられる。7月後半戻しても8月ジャクソンホールか9月米年度末につかまる見通し。このため、4月からセルインメイ、バックインセプテンバーがベース。今年後半、欧米の逆イールド解消と日銀の金融正常化が不可欠。コロナに続き芝居じみたウクライナ戦争につき合っていられない。需給悪化に過ぎず一時的な調整とみられる。裏情報によると、ロシア政府がワグネルに年間約20億ドル支払い、このほか多数の民間軍事会社に正規軍加盟の予算を組みプリゴジンが反対していた。反乱直後、プーチン氏が自宅地下室に隠れたという。6日述べたように、中国の台湾侵攻も幻想で台湾側が長江上流の三峡ダムにミサイルをセットするだけで出来上がり。命中すると、武漢や南京に上海も水没し甚大な損失。2000万人犠牲者(台湾の人口2300万人)が出るという。さらに、中国の不動産バブル崩壊がおまけ。日本で1991年表面化し実際に公的資金を投入したのが1999年。中国も本気になるのに7~8年かかる。日本の場合、30年大調整をしのぎ3月米銀とクレディ・スイス破綻をきっかけに初動形成中。7月の初押しをそれらしく説明しても始まらない。欧米が80年代から40年伸び切って頭打ち。受け皿として動き出した。文春オンラインによると、半導体復活プロジェクトの鍵を握るのが北海道バレー。■■■■■■■■(****)とIBMの長年にわたる交流が決め手。2ナノメートルのロジック(半導体内部でデジタルデータの演算処理を行う機能)を持ちかけられ快諾。ラピダス社長や経産省、半導体戦略推定議員連盟会長の合意を取りつけ着工が決まった。千歳に100ヘクタール(東京ドーム21個)の敷地。水や空気に恵まれ、近隣苫小牧を巻き込み教育施設や病院を呼び込んで町おこし。シリコンアイランドに生まれ変わる見通し。熊本のTSMC、岩手に■■■■■■■(****)もあり、国内3拠点を数える。これまで40年米シリコンバレーの経緯から同サイクル再現の夢がある。そもそも日本が半導体のルーツだ。
日経平均先物によると、10日大証ミニ3万2320円(+0.56%)に対しラージ2330円、シカゴ2310円。現物より120円高い。ダウ先物3万3974ドル(+0.11%)。同241ドル高い。VIX恐怖指数15.31(+3.24%)、WTI原油先物73.27(-0.80%)。金先物1921(-0.56%)、ビットコイン円4,322,275(+0.39%)。
10日の日経平均198円安。大引け3万2189円。TOPIX2243(-11)。プライムの出来高15億1500万株、売買代金3兆6900億円。値上がり932(値下がり814)。10年債0.465%(+0.030)。米10年債4.046%(-0.017)。上海総合3203(+0.22%)、香港ハンセン18,479(+0.62%)、インドNifty19,355(+0.12%)、ロシアRTS986(+1.04%)。マザーズ782.20(-0.64%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。需給悪化一時的な調整。生まれ変わる時がやってくる。(了凡)