証券ビュー

アンコール伊勢町

凄い10年がやってくる 実力問われる和製シリコンバレー (2023.06.27)

 週明け続落。日経平均小陽線の引け。下げ渋った。前週末米主要3指数下落、先物余震に鞘寄せし25日線3万2210円と上方乖離1.52%。過熱感が後退する一方、出遅れた外資の買いが続き高値整理。思ったほど下がらない。売り買い交錯する中で関係分の■■■■■■(****)がS高。前週末JIC(産業革新投資機構)の買収計画が明らかになり人気化した。年末をめどにTOBを実施。買収総額1兆円の見込みだ。国策会社として旧★★★(★★★★★★★)を引き取った経緯から注目している。全ゲノムデーター元管理も国策に格上げ。厚労省が2025年度新組織を設立する見通し。延べ30億にのぼる塩基配列をすべて読み取り創業、難病診断、がん治療などに対応。生成AI投入により実現が早まる公算もある。年末まで■■■■■■(****)のTOBが続くと関連銘柄続出。日本版GAFAMや同エヌビディア、テスラ、ネットフリックスなど人気化。キーマテリアル(鍵の材料生成に利用するデータ)が符丁になる。26日の市場が物語るもので、■■■■(****)や■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)など軒並み高。シリコンウエハー関連の■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■(****)然り。米国で実績をつくり日本でも荒稼ぎ。■■■■■■(****)の買収総額が前週末の時価総額(6740億円)を5割上回るため関連銘柄に追い風。この上、来年末TSMC熊本工場、27年から千歳でもラピダスが半導体新工場を稼働する予定で材料に事欠かない。来年1月台湾総統から11月米国大統領まで主要国で選挙が続き、23年は24年動くといわれるだけに日米リード。日本も南北二つの和製シリコンバレーに対し、東京が金融センターに脱皮しないとさまにならない。26日の市場が示唆するもので7~9月輝いて見えた。ロシアがワグネル反乱で限界を晒け出し、半端な妥協で難を逃れようとしているのと正反対。静岡のリニア新幹線紛糾や楽天(4755)暴落も限界の状況証拠。来年あらかた決着がつく。事実、風雲急を告げるのがロシアとウクライナ。ロシアが2020年憲法を改正しプーチン氏続投を可能にしたため、交戦中の仇敵が来年3月大統領選に出馬。23年の戦況が決め手だ。再選するため双方戦場で勝たねばならない。勝てないにせよ負けだけは避けたい。休・停戦の出口が見つからない。さらに、11月の米大統領選。米国はおろか中国、ロシア、ウクライナの命運も左右するもので日本も影響が大きい。米シリコンバレー・ウォール街が和製シリコンバレー・兜町と同根で、日本版がどの程度のものか実力を問われるためだ。
 日経平均先物によると、26日大証ミニ3万2520円(-0.40%)に対しラージ2510円、シカゴ2540円。現物より159円安い。ダウ先物3万3980ドル(+0.01%)。同253ドル高い。VIX恐怖指数14.27(+6.18%)、WTI原油先物69.40(+0.35%)。金先物1942(+0.68%)、ビットコイン円4,349,420(-0.60%)。
 26日の日経平均82円安。大引け3万2698円。TOPIX2260(-4)。プライムの出来高11億7000万株、売買代金3兆2600億円。値上がり632(値下がり1134)。10年債0.350%(-0.015)。米10年債3.678%(-0.060)。上海総合3150(-1.48%)、香港ハンセン18.794(-0.51%)、インドNifty18,691(-0.14%)、ロシアRTS1022(-1.73%)。マザーズ811.30(-2.29%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。凄い10年がやってくる。 28日取材のため、29日付本欄休載予定です。(了凡)