証券ビュー

アンコール伊勢町

まだ初動に過ぎない 今年の変化が来年現実に跳ね返る (2023.06.22)

 安寄り後確り。日経平均中陽線の引け。神出鬼没だ。米主要3指数下落を受けたもので後場一段高。再び25日線3万1958円と乖離5.06%。過熱感がうかがえる。引け後、先物が軒並み高い。FRB議長が21日下院、22日上院で証言。年2回利上げの有無を巡り買い戻しとみられる。20日中国が利下げを決め腹の探り合いだ。指数採用銘柄に高値警戒感が台頭し、中小型や出遅れ中心に水準訂正。おのずと連鎖的な動きが目立つ。前日述べた世界主要3中銀の金融政策が手詰まりでお手上げの状態。年金や生損保など大手機関投資家の運用も踊り場を迎えた。10~20年はおろか30~50年のアノマリー(合理的な説明ができない現象)を前に立ち往生。改めて天王星の公転周期84年に一度の転機。しばしば触れる維新(1868)、敗戦(1945)と重なり、2023年から10年日本にとって復活のチャンス。経済のほか政治、安保など否応なくアップデート。生成AIが人智を超えた発明とわかり生存競争に拍車。今年起きたあらゆる変化が来年現実になって跳ね返る。1月台湾総統選を皮切りに2月インドネシア、3月ロシアとウクライナ大統領選が前半のヤマ場。興奮冷めやらぬうちに11月米大統領選を迎え大詰め。国レベルでも10年先の初動が決まる。84年が人間の「寿命」を物語るように人材難で共通しており、どこの国もそれらしいトップがいない。19日米国務長官訪中が伝えられ、北京の人民大会堂で「部下が上司に報告するような」(ラジオ自由アジア)席の配置に唖然。もはや、維新、敗戦に匹敵する戦闘状態。日本人なら「表に出ろ」というに違いない。ぶん殴って宣戦布告。松岡洋右(1880~1946)がいたら、国際連盟脱退を宣言して一躍ヒーロー。日米開戦のきっかけをつくった。今回、米中でよかった。ウクライナとロシアの対立も深刻で日本にとって荷が重過ぎる。このため、3度目の冷戦を通じて脇役が回ってきた。第2次大戦でオシャカになり、バブル崩壊30年のツケを払った分、新冷戦といわれる中でオハコになりかけた。今年後半米金利上昇が予想され、たまりかねた外資がお金を日本に集めているためだ。90年代日本から持ち出したもので、いずれ円高と利上げにほくそ笑むお金。彼らはCIAの情報で台湾危機を煽り、返す刀で米軍沖縄撤退を告げるなど日本をカモにしている。来年、日経平均が35年ぶり最高値3万8915円を抜くとWBC並みの相場。まだ初動に過ぎない。
 日経平均先物によると、21日大証ミニ3万3680円(+0.33%)に対しラージ3670円、シカゴ同。現物より95円高い。ダウ先物3万4337ドル(-0.06%)。同283ドル高い。VIX恐怖指数13.72(-1.15%)、WTI原油先物71.14(-0.07%)。金先物1945(-0.11%)、ビットコイン円4,105,976(+2.93%)。新しい動きだ。
 21日の日経平均186円高。大引け3万3575円。TOPIX2295(+11)。プライムの出来高13億0800万株、売買代金3兆8900億円。値上がり1119(値下がり648)。10年債0.370%(-0.015)。米10年債3.753
%(+0.032)。上海総合3197(-1.31%)、香港ハンセン19,218(-1.98%)、インドNifty18.856(+0.21%)、ロシアRTS1055(+1.21%)。マザーズ864.77(+0.75%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)
、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)など。■■■■■(****)が半導体関連の出遅れだ。まだ初動に過ぎない。(了凡)