日本の奥の院が面白い ロックフェラーロスチャイルド超える (2023.06.13)
週明け続伸。日経平均小陽線の引け。スピード調整だ。13日米CPI、13~14日FOMC、15~16日に日銀政策決定会合を控え各駅停車。指数全体を買うパッシブ運用ファンドの影響という。ブルーチップや成長・材料株目当てのアクティブ運用ファンド模様眺め。それでも、外資の買い越し4月現物先物計3兆389億円。5月同3兆4879億円と10年ぶり桁外れ。一方、個人8ヵ月連続売り越し(信用10週連続買い越し)。3万円大台を回復しても売り越しだ。5月19~21日G7を境に日本に対する見方が一変した。結論からいうと、中国を巡る不安定な国際情勢が日本に有利。市場規模が大きく世界的企業もあり、今後アジアの成長を踏まえ5~10年先の投資対象が日本になる見通し。1~3月のGDP年率換算1.6%増と予想以上。30年デフレ一巡後4月のコアインフレ率(価格変動の激しい食品・エネルギー除く)前年同月比3.4%。日銀の物価目標2%を13か月連続上回った。そのせいか、4月に来日したバフェット氏が5月再来日。「日本株探し」がまだ終わっていない。一部外資の指標が受けている。5月末の世界平均PBR2.63倍(日本1.23倍)。米S&P500種のPER18.82倍、ナスダック上位100の26.82倍(日経225種14.4倍)と明らかに割安。これに次世代半導体投資が決め手になった。国内で大型投資に沸く熊本や■■■■(****)とTSMCの合弁工場が米国で認可。北海道のラピダスも■■■■■■■■(****)主導で2027年稼働予定。1980年代半導体で7割シェアを持ち、特許を無償公開した日本にとって復活の足掛かりだ。米国が90年代日本をバブル崩壊に追い込み新工場建設を禁止。中国や韓国サムスン、台湾のTSMCに生産移管し30年。コロナやウクライナ情勢を通じて米中新冷戦に伴う日米の利害が一致した旨述べた。フィナンシャルタイムズによると、バンカメの証券アナリストが「TOPIXさらに33%上昇」と乗り気。年初来2013年の初動に輪を掛けたスケール。すでに4万3000円が視野に入り、中長期べらぼうなロケーションになっている。エミン氏によると、強気相場のスタート2013年。同年シリア内戦、14年ロシアのクリミア侵攻から新冷戦スタート。日経平均月足チャートに明らかだ。市岡氏が米IT株のヘッジと述べているのも興味深い。米銀破綻をきっかけに債務上限条件つき2年延期。この間デフォルトを免れ債務拡大。中国も年内恒大集団倒産説が流れ火の車。さらに、ウクライナ情勢の消耗戦激化。国連のグレーテス事務総長仲介なしに収まらない。奥の院がこれから日本の時代と決めた。ロックフェラーやロスチャイルドを超えるという。
日経平均先物によると、12日大証ミニ3万2535円(+0.37%)に対しラージ2540円、シカゴ2525円。現物より91円高い。ダウ先物3万3941ドル(+0.09%)。同64ドル高い。VIX恐怖指数14.59(+5.50%)、WTI原油先物68.61(-2.22%)。金先物1979(+0.12%)、ビットコイン円3,624,408(+0.19%)。
12日の日経平均168円高。大引け3万2434円。TOPIX2238(+14)。プライムの出来高11億6200万株、売買代金3兆0400億円。値上がり1440(値下がり336)。10年債0.425%(-0.005)。米10年債3.761%(+0.022)。上海総合3228(-0.08%)、香港ハンセン19,404(+0.07%)、インドNifty18,601(+0.21%)、ロシアRTS1032(-0.05%)。マザーズ797.67(+3.22%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)など。日本の奥の院が面白い。(了凡)