証券ビュー

アンコール伊勢町

日本に限り初押し買い 世界のお金がどんどん集まる国に (2023.06.08)

 5日ぶり反落。日経平均大陰線の引け。買われ過ぎの反動だ。6日米主要3指数小反落を受けたもので、週末メジャーSQとFOMC(13~14日)を控え、指数先物の買い戻しが繰り上がり安値引け。日中値幅794円になった。前日述べた5日線3万1862円をキープし、25日線3万0490円が下値の目安。10日程度高値整理とみられる。6日豪州中銀が2会合連続利上げを決めたほか、FRBも6月見送り7・9月再開のニュアンス。引け後、先物指数が揃って安い。にも拘らず、3万円大台固め。過日、カーライルも今後アジアの成長が見込まれ、中国と一線を画す動きが広がる中で日本の復活に期待する向きが多い。制度が欧米と似通っており生産性向上により賃金アップ。10年緩和が続き新日銀総裁に寄せる期待もある。首相自ら外資導入に意欲的で市場振興と矛盾しない。米国が6月早々2年条件つきで債務上限問題にケリをつけ不安がくすぶっているのも事実。日米異を認めながら利害が一致した経緯によるものだ。ブルームバーグによると、米国務長官が数週間以内に訪中し、2月の偵察気球で棚上げになった習主席と会談する見通し。十分でなくても必要な条件であり、世銀やOECDなど経済成長率回復に欠かせない。6日、ロシアのダム決壊により当事者が非難の応酬。ウクライナ南部へルソン州で80の集落浸水。1万6000人が避難する大災害になった。ウクライナは占領軍の攻撃、ロシアもテロ行為と譲らないが、同ダムがクリミアの水源でロシアのダメージの方が大きいといわれる。双方平行線のまま対立が続き停戦の余地がない。日本が常にロシア、中国、北朝鮮と対峙しながら万世一系といわれるだけに存在感。お金の出ていく国と入ってくる国で将来がわかる。日本はガイアの法則、ホロスコープ、算命学にも共通項がうかがえ、米銀破綻をきっかけに世界のお金がどんどん集まる国になった。よって、初押し買い。持ち高整理が一巡すると買われ過ぎ第2幕。下げの倍返しが見込まれる。しかし、前日述べた米債務上限に条件つきの綻び(財政赤字9245億ドル)が泣きどころ。米新年度入りを前に7~9月米短期国債1兆ドルが発行され、米債券暴落懸念も伝えられる。FRBにとって地銀預金解約、流出に株の暴落も考えられ緩和せざるを得ないという。日本は敗戦とバブル崩壊をしのぎあく抜け。1989年12月の最高値3万8957円を抜くと、しびれを切らし国内勢も乗ってくる。
 日経平均先物によると、7日大証ミニ3万1960円(+0.30%)に対しラージ1970円、シカゴ1945円。現物より31円高くなった。ダウ先物3万3618ドル(-0.01%)。同45ドル高い。VIX恐怖指数14.10(+1.00%)、WTI原油先物72.44(+0.98%)。金先物1977(-0.20%)、ビットコイン円3,743,338(-1.38%)。
 7日の日経平均593円高。大引け3万1913円。TOPIX2206(-29)。プライムの出来高16億8700万株、売買代金4兆6500億円。値上がり504(値下がり1268)。10年債0.410%(-0.010)。米10年債3.682%(+0.005)。上海総合3197(+0.08%)、香港ハンセン19,252(+0.80%)、インドNifty18,726(+0.68%)、ロシアRTS1044(+0.62%)。マザーズ786.29(+0.29%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。日本に限り初押し買いだ。(了凡)