経済のみならず安保も 日米双方脱線なしに止まらない (2023.06.07)
4連騰。日経平均大陽線の引け。並外れた初動だ。前日米主要3指数反落を吸収し33年ぶり戻り高値を更新。週末SQを控え指数先物の買い戻し活発。日中値幅600円になった。25日線3万0368円と上昇乖離7.04%。5日線3万1656円が下値の目安という。コロナ明け、30年デフレの出口に差し掛かり光明。外資が消去法で参入しただけに国内勢後追い。差し引き独歩高とみられる。海外の太い資金が国内に集まっているためで、1990年代のバブル崩壊と対極の関係。直近まで延べ1500兆円海外に流出したといわれ、3月の米銀破綻をきっかけに続々帰国。G7を境にラストリゾートにもなった。安心、安全、安定が前提で米国や中国、スイスの匿名口座さえ伝えられる。経済のみならず安保も加味したもので、2026~27年沖縄の米軍基地撤退を視野。日米の利害一致が背景にある。外資が指数に採用された代表的な大型株中心に一定の数量を取得する戦略的なもの。■■■■(****)や■■■■■(****)、■■■■■(****)など核心をついている。■■■■(****)の場合、2019年4月現商号に変更。戦後財閥解体により八幡と富士に分割される前の「■■■■(****)」に戻し新字体の「鉄」になった。旧GHQの判断といわれ、74年専守防衛に明け暮れた自衛隊を軍隊に改める。名実ともに独立するわけだ。これが日本株の根っこにある。併行して検索一辺倒のグーグルからハイテクGPU(画像処理半導体)のエヌビディアとも関連する。6月1日現在、エヌビディアのPER224倍、PBR44倍とあって仰天した。ホロスコープ(天体配置図)に呼応するもので、天王星の公転周期に見合う現象。今から84年前1934年(第2次大戦)、168年前1855年(黒船来航・安政江戸地震)に匹敵する。当時と違うのが世界から押し寄せるお金。株をはじめ日本の金融商品洗いざらいが対象。不動産もそうで乗っ取りに近い人気ぶり。やがて円高となり反動をかぶるものの、円安株高で日経平均5万円。円高株高なら同10万円も視野に入る。中長期独歩高で天にのぼる勢い。エミン氏の見立てに近い。今回2020年代が初動といわれ40年続く。嶋中氏によると、23~25年ゴールデンサイクル。短・中・長・超長期サイクルが集中し上放れ。過去5回2年6回目3年続くという。にも拘らず、セルインメイ(5月に売れ)、バックインセプテンバー(9月に買え)が基本。米債務上限に条件つきの綻び(財政赤字9245億ドル)が懸念され、債務増加に返済余地も限られる。8月のジャクソンホール(25~27日)でガス抜きと述べた。日米双方脱線なしに止まらない。
日経平均先物によると、6日大証ミニ3万2455円(+0.11%)に対しラージ2460円、シカゴ2450円。現物より57円安い。ダウ先物3万3594ドル(-0.07%)。同31ドル高い。VIX恐怖指数14.79(+0.41%)、WTI原油先物70.67(-2.05%)。金先物1981(+0.35%)、ビットコイン円3,602,283(-0.59%)。
6日の日経平均289円高。大引け3万2506円。TOPIX2236(+16)。プライムの出来高12億7100万株、売買代金3兆4500億円。値上がり933(値下がり829)。10年債0.420%(-0.010)。米10年債3.672%(-0.012)。上海総合3195(-1.15%)、香港ハンセン19,099(-0.05%)、インドNifty18,599(-0.03%)、ロシアRTS1028(-1.89%)。マザーズ784.05(+0.85%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)など。経済のみならず安保も狙いにある。(了凡)