本来円高株高が正攻法 日本の緩和なしに世界も回らない (2023.06.05)
前週末続伸。日経平均中陽線の引け。弾みがついた。2日ダウ701ドル高(1日153ドル高)に与するもので、1日夜米債務上限の効力を2025年1月まで停止する法案が米上院でも可決。デフォルト回避が確実になった上、2日朝発表された米雇用統計(5月)も予想以上となり買いパニック。引け後先物が夜間取引で急伸し、400円高の3万1970円をつけている。5日線3万1224円を上回り、25日線3万0054円から上方乖離4.89%。高値波乱をこなし3万円大台固めに入った。今後米連邦支出に上限を設け2年弱に限るわけで、米銀破綻やクレディ・スイスに飛び火した信用不安も小康状態。3日法案成立が伝えられ胸をなでおろした。5月末から観測史上最大といわれるエルニーニョ現象が国内のほかスペインや中国など猛威。天王星の公転周期84年に見合うもので、天災も維新や敗戦に匹敵するレベル。日本の株高が円安と連動しており興味深い。円高株高が正攻法で3月の米銀破綻を境に再び円安シフト。メディアや学者が悪い円安を目の敵にするものの、日銀が利上げに踏み切ると米中のほか欧州やロシアでも金融恐慌。米債務上限停止法案成立など毒にも薬にもならない。コロナ後、FRBの緩和マネー2.6兆ドル(リーマン後1.1兆ドル)といわれ、金融に流れ込んだ膨大なホットマネーが世界の不動産市場でつかまっているためだ。日本がバブル崩壊でマイナス金利に追い込まれ、30年デフレをしのぎ復活のきっかけをつかんだのと無縁でない。2022年末、海外純資産418兆円で32年連続世界一なら個人金融資産もゆうに2000兆円超を確保。政府が日銀の株を55%持っており、日本国債破綻の確率ゼロ。こんな国は世界のどこにもないという。コロナ、ウクライナ戦争、米中デカップリング(切り離し)など通じてほぼ日米の利害が一致した。海外から日本株の引き合いが相次ぎ日経平均、TOPIX、ETF(上場投信)など指数採用や組み入れ引き上げによる駆け込みが目立つ。日本が世界で唯一緩和を続行中。6月から7~9月、10~12月にかけて円安にふるい。ガス抜きを見込んでいるが、ガイアの法則とホロスコープを通じて2020年代をリードする見通しだ。13、14日のFOMCで米政策金利が据え置かれると指数先物一服。手詰まりが予想され中小型材料の出番。■■■■(****)や■■■■(****)が殻を破るか注目される。1日大商いで初動に入った■■■■■■■(****)然り。生成AIの範ちゅうにある。
日経平均先物によると、直近大証ミニ3万1955円(+1.28%)に対しラージ1970円、シカゴ1960円。現物より436円高い。ダウ先物3万3818ドル(+2.16%)。同55ドル高い。VIX恐怖指数14.60(-6.71%)、WTI原油先物71.87(+2.52%)。金先物1964(-1.56%)、ビットコイン円3,804,971(-0.37%)。
2日の日経平均376円高。大引け3万1524円。TOPIX2182(+33)。プライムの出来高13億4200万株、売買代金3兆5200億円。値上がり1662(値下がり140)。10年債0.410%(-0.005)。米10年債3.702%
(+0.108)。上海総合3230(+0.79%)、香港ハンセン18,949(+4.02%)、インドNifty18,534(+0.25%)、ロシアRTS1051(-0.98%)。マザーズ757.85(+1.39%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。日本の緩和なしに世界も回らない。(了凡)