時間稼ぎに呼吸整える 6月に続き7~9月似たイメージ (2023.06.01)
5日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。売り転換した。前日ダウ50ドル安を受けたもので世界的な運用難の反動。生成AIのエヌビディアに人気が集中する一方、5月末の米債務上限合意案も目前になって消化難。米下院で一時的に停止する法案を7対6で可決した。さんざん織り込み、むしろ承認で材料出尽くしも考えられる。プライムの騰落レシオ98.88%。25日線2万9835円との上方乖離3.53%。セルインメイの一端だ。プライムの出来高25億8600万株、売買代金6兆9500億円。大引けMSCIの銘柄入れ替えもあり記録的な大商い。当面ピークとみられ、後日戻りを試す場面も考えられる。ドルの買われ過ぎと円の売られ過ぎを吟味するもので、米国株指数にTOPIXの伸び悩みが顕著。そもそも、上場5000のNY市場でGAFAM含めビッグテック僅か8銘柄が独壇上。つき合うにも程がある。北朝鮮が偵察衛星を発射しJアラートが発令される中、国内の鉱工業生産3ヵ月ぶり95.5%(4月)という。前月から0.4%落ち込み3ヵ月ぶりマイナスだ。中国の製造業PMIも前月より0.4%低い48.8%。2ヵ月連続ボーダーライン50を下回った。習近平氏3期目から統計の粉飾がきわまり、ロックフェラーに中国経済が根っこから腐っているといわしめた。さらに、ウクライナ情勢。プーチン氏の雇い兵組織「ワグネル」が6月1日ウクライナ東部バムクートから撤退開始。F16 投入でウクライナの反転攻勢が本格化するや戦線立て直し。クリミアまで後退しナポレオンとヒトラー同様に劇的な逆転勝利を狙っている模様。旧日本軍がどんな劣勢も大本営発表で通したのに似ている。時間稼ぎに入った。3月の米銀破綻をきっかけに欧米のほか中国、ロシアなど国内の資金流出が目立つ。日本はバブル崩壊から30年、海外で稼いだマネーを国内に持ち込まず円安。ゼロ金利で賃金と物価が上がらない儘耐えにたえた。結果、個人金融資産2023兆円(2022年12月末)となり四半期ぶりピーク更新。対外純資産418兆6285億円(同)も3年連続世界一。30年デフレに拘らずGDP同3位が現状。中長期、熊本と千歳の半導体次世代工場稼働を足場に世界の生成AIをリードする見通し。日米の利害一致が共通項。両政府支援によるもので、どちらのプロジェクトも■■■■■■(****)と■■■■(****)が関与。ともに愛知県をルーツとする企業でロックフェラーも承知の上。雄大なスケールになる公算が大きい。バフェット氏をはじめ外資の時間稼ぎに呼吸を整える場面。6月に続き7~9月も似たようなイメージだ。
日経平均先物によると、5月31日大証ミニ3万0800円(-0.16%)に対しラージ同、シカゴ0775円。現物より113円安い。ダウ先物3万2976ドル(-0.34%)。同67ドル安い。VIX恐怖指数18.06(+3.44%)、WTI原油先物67.17(-3.30%)。金先物1979(+0.11%)、ビットコイン円3,793,336(-2.14%)。
5月31日の日経平均440円安。大引け3万0887円。TOPIX2130(-28)。プライムの値上がり230(値下がり1571)。10年債0.430%変わらず。米10年債3.644%(-0.046)。上海総合3204(-0.61%)、香港ハンセン18,234(-1.94%)、インドNifty18,534(-0.53%)、ロシアRTS1049(+0.24%)。マザーズ748.06(+0.06%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。これから1年で5、10年先も決まる。(了凡)