既得権の確保が焦点 夏場ドル売りポジション買い戻し (2023.05.30)
週明け続伸。日経平均小陰線の引け。後場一進一退だ。29日米休場(メモリアルデー)を前に手詰まり。前日米債務上限の効力停止2年後が伝えられ先物中心に鞘寄せ。買い戻し一巡後伸び悩んだ。大筋合意に過ぎず米下院で過半数の票が必要。Xデー6月5日といわれ時間稼ぎとみられる。5日線3万0918円を上回り、25日線2万9636円との上方乖離5.39%。下振れリスクと背中合わせだ。米3連休明け生成AIで持ち切り。IBMのCEOが5年後AIで雇用創出。働き方が一変すると述べAIバブル再燃という。上場5000のNY市場でGAFAM含めビッグハイテク8銘柄がフル稼働。夏場円安に振り資金流動化もうかがえる。ドル売りポジション買い戻しと考えられ、22年10月151円95銭をつけたお礼参り。若林氏も舌を巻く異常な高値で、23年8月のジャクソンホールがターニングポイント。乱高下に拍車がかかる見通し。26日フィナンシャルタイムズが伝えたロックフェラー・インターナショナルグループの分析によると、中国の経済が根っこから腐っているという。習近平氏異例の3期目統計粉飾がきわまり二進も三進もいかなくなった。本人をはじめ共産党指導部がロシアから石油や天然ガス、食料など大量輸入の見返りを受けている模様で始末が悪い。29日入手した情報によると、プーチン氏の雇い兵組織「ワグネル」が6月1日ウクライナ東部バムフートから撤退開始。ウクライナの反転攻勢が本格化する見通し。F16をきっかけに全力投入し極限までロシアを叩き潰すという。ロシア軍は逃げの一手でクリミアまで後退し戦線立て直し。猛反撃に打って出るという。ナポレオン(1769~1821)とヒトラー(1889~1945)の負け戦を彷彿するもので、目一杯ひきつけた上劇的な逆転を狙っている。20日バフーム把握を発表しながら6月1日撤退の謎が解けた。事実なら市場も動転するに違いない。市岡氏によると、ドル基軸体制変わらず。今や崩落一歩手前といわれるが、ゴールドに裏づけのある通貨が現れない限りドル優位の時代が続くという。世界の家計消費支出が米国だけで30.2%(日本5.0%)を占め、中国さえ米国債が資産の半分を占める。何が起きても米国を甘く見るなという。トルコのエルドアン大統領再選然り。28日きりぎり折り合いをつけた。既得権の確保を巡るもので、ホロスコープ(天体配置図)による天王星の公転周期84年に呼応し、日本も維新や敗戦に匹敵するレベルだ。
日経平均先物によると、29日大証ミニ3万1230円(-0.22%)に対しラージ1220円、シカゴ1205円。現物より29円安い。ダウ先物3万3171ドル(+0.14%)。同78ドル高い。WTI原油先物72.09(-0.80%)、金先物1966(+0.18%)、ビットコイン円3,912,996(-0.97%)。
29日の日経平均317円高。大引け3万1233円。TOPIX2160(+14)。プライムの出来高11億9400万株、売買代金3兆5000億円。値上がり1135(値下がり603)。10年債0.430%(+0.015)。米10年債3.817%(-0.005)。上海総合3221(+0.28%)、香港ハンセン18,551(-1.04%)、インドNifty18,598(+0.54%)、ロシアRTS1066(+1.01%)。マザーズ733.46(+1.07%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)など。既得権の確保が焦点になっている。(了凡)