証券ビュー

アンコール伊勢町

日本の和の精神見直す 国際金融資本が動揺し陽動作戦 (2023.05.10)

 反発。日経平均中陽線の引け。独歩高だ。8日ダウ55ドル安を受け外資の日本株アロケーション(運用シフト)が主因。引け後、反動で先物が甘い。フィラデルフィア半導体指数(+0.56%)や個別決算、円安など現物のポジティブな反応に対し、10日米CPI発表後の米信用不安や債務上限問題に腰が引けている。3月の米銀破綻をきっかけに米国とスイスに集中していた世界の大口資金が動揺し2ヵ月。消去法で日本が見直された。安心、安全、安定を巡るもので先行した30年デフレの賜物。信用不安や地政学リスクと一線を画している。製造業国内回帰とインバウンド再燃も支援材料。相対的な割安感が動機とみられる。9日入手した情報によると、前週末米中西部ネブラスカ州オハマ。バフェット氏の米投資会社バークシャー・ハザウェイの年次総会。人口50万足らずの地方都市に米国のほか世界各地から4万人もの株主が駆けつけた。バフェット氏は、投資先が米国に集中し政治分断と機能不全、債務上限問題に伴う混乱、信用不安も致命傷になりかねないなど力説。日本向けの投資に意欲を示した。4月に日銀が世界で唯一金融緩和続行を宣言。5月19日G7サミット(広島)まで開けっぴろげで消化試合と述べた。彼らにとって必要な資金を陽動作戦で捻出するためネタを明かしわざとらしく見えた。事実、10年債入札が低調で一時0.43%と4月28日以来の水準に上昇。上海総合3357(-1.10%)、香港ハンセンンも19,867(-2.12%)で踊らずじまい。この上、ウクライナ危機が双方譲らず朝鮮戦争(1950~53)を前例に停戦なら消耗戦に拍車。バフェット氏の思う壺で日本の一人勝ちも考えられる。旧約聖書エゼキエル書38・39によると、ロシアはウクライナに負けず「第3次大戦」で核兵器を投入し滅亡という。停戦後も長期化をたどり、国際金融資本が拠りどころを必要としている。その一つが日本。ゼレンスキー氏もユダヤ人でウクライナ系でないところがミソ。ホロスコープ(天体配置図)によると、来年4月時代が向きを変えるという。近頃見直された聖徳太子による17条の憲法。第1条以和為貴から17条独断不可まで官史の服務など訓戒を示し、国家理念と人間のあり方を説いたもの。今、1条で強調する「和」の精神を世界が最も必要としている。日本が植民地にならなかったのは、江戸時代に定着した藩校や寺子屋の影響で識字率が高かったこと。読み書き算盤をこなし勤勉だったという。海外で日本の研究がよく話題にのぼる。現行より17条の憲法に見合うものだ。
 日経平均先物による、9日大証ミニ2万9170円(-0.24%)に対しラージ同、シカゴ9185円。現物より58円安い。ダウ先物3万3617ドル(-0.20%)。同2ドル安い。VIX恐怖指数17.47(+2.89%)、WTI原油先物72.50(-0.90%)。金先物2035(+0.11%)、ビットコイン円3,761,137(+0.06%)。
 9日の日経平均292円高。大引け2万9242円。TOPIX2097(+26)。プライムの出来高13億4700万株、売買代金3兆2700億円。値上がり1497(値下がり288)。10年債0.420%(+0.010)。米10年債3.490%(+0.021)。インドNifty18,265(+0.01%)、ロシアRTS1019(-1.39%)。マザーズ760.64(+0.73%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。日本の和の精神を見直す動きだ。(了凡)