証券ビュー

アンコール伊勢町

時代が向きを変える 最悪米国デフォルト世界底割れ (2023.05.09)

 GW明け5日ぶり反落。日経平均中陰線の引け。連休のツケに追われた。にも拘らず、プライムの騰落レシオ130.7%。値上がり1126(値下がり637)。■■■■■■■■■■(****)1社で101円安など指数に過熱感が残る。10日米CPI発表を控え米銀の信用不安や債務上限問題を加味すると、1日空けた窓埋め(4月28日高値2万8879円)が定石。9日、10年債入札に警戒感も伝えられる。前週末、米地銀に買い戻しが入りダウ546ドル高。米信用不安解消に程遠い現状から気迷いに包まれた。エミン氏によると、債務上限問題で米国株に20%下落リスク。GAFAMの決算が「市場予想を上回った」のは事実でなく前年比マイナス。米国株は一握りを除き悲惨な状態という。ブルームバーグによると、5月のFOMC直前にファースト・リパブリック銀破綻をバイデン政権と救済に乗り出したモルガン・スタンレー。年末にかけてS&P500種3900(5日4136)の見通し。8日、窮余の一策で6月債務上限引き上げに成功しても8月ジャクソンホールでつかまる旨述べたばかり。米金融当局の引き締めと米地銀破綻懸念が信用逼迫をもたらし中小企業や商業用不動産に打撃。民主・共和両党対立が頂点に達し、切羽詰まったストレスもたまる一方だ。1日、米財務長官が債務上限到達後やり繰り算段の特例措置に言及。6月1日使い切ると述べた。トランプ政権時の31兆4000億ドルが上限。4月の歳入が計画を下回り6月に繰り上がったという。従来と同様「政治ショー」に過ぎずあり得ないというが、今回米国のM₂が史上初のマイナス。マネーサプライが足りない。このため、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ=国や企業の信用リスクに備えた保険料)が昨年後半から急伸している。最悪の場合、米国が事実上デフォルトに追い込まれ、世界の金融システムが底割れする事態。一時的であれ決済不能となり、水や食料、電気、ガスなどライフラインが止まる。復旧まで1週間程度必要という。トイレもそうで安直に構えていられない。株、債券のほか金も猫に小判。ドルが暴落し金本位制復活。国内でも来年から新1万円札発行の予定でタンス預金アウト。踏んだり蹴ったりだ。臆面もなく次の幕が上がるわけでそれなりの備えが必要。4~6月なければ7~9月、10~12月に持ち越し。来年4月否応なく改まるという。バフェット氏の日本礼賛やロスチャイルドが日本向け投資を明らかにするなど世界の資金が国内に集まる見込み。世界恐慌を吹き飛ばす材料だ。
 日経平均先物によると、8日大証ミニ2万9035円(+0.29%)に対しラージ9040円、シカゴ9030円。現物より80円高い。ダウ先物3万3819ドル(+0.24%)。同145ドル高い。VIX恐怖指数17.58(+2.27%)、WTI原油先物73.12(+2.50%)。金先物2032(+0.36%)、ビットコイン円3,763,556(-2.43%)。
 8日の日経平均208円安。大引け2万8949円。TOPIX2071(-4)。プライムの出来高11億8900万株、売買代金2兆9900億円。10年債0.410%(-0.005)。米10年債3.430%(-0.005)。上海総合3395(+1.81%)、香港ハンセン20,297(+1.24%)、インドNifty18,264(+1.08%)、ロシアRTS1019(-1.38%)。マザーズ755.11(+1.47%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■(****)など。時代が向きを変えるところにきた。(了凡)