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2度とない巡り合わせ FRB米地銀決算発表に首ったけ (2023.04.18)

 週明け小幅続伸。日経平均小陰線の引け。レンジ内の動きだ。この日、■■■■■■■■■■(****)90円持ち出し。前週末米銀行株が買われ、円安に振れたことも幸いした。3月の米銀破綻から信用不安が高まる中で7連騰。3月9日の戻り高値2万8734円が上値の目安という。FRBが間もなく始まる米地銀の決算発表(1~3月期)に首ったけ。ウォール街で「かってない重大な四半期」といわれる。一部の地銀が金利を引き上げているためで予断を許さない。40年続いた強気市場で超長期ゾーンが緩んでいる旨懸念材料。日本のバブル崩壊と同様に調整長期化で1度底が抜ける見通し。エミン氏によると、米国の銀行株指数は2021年9月から下げ始め、同11月FRBが「インフレは一時的でない」との見解。その後インフレ退治の利上げと銀行の債券含み損拡大を市場が織り込み始めた。市岡氏によると、今年3月の米銀破綻は預金流出を原因とする流動性危機。その際、FRBから1日平均1170億ドル特融を受けた。リーマン危機(2008)を上回るもので、FHLB(連邦住宅貸付銀行)からも90年の歴史上最も多い1110億ドル借り入れた。問題になった日本の「住金」に近い。FRBやFHLBから調達したコストが預金金利より高いため公的資金の返済を優先し、有価証券売却や貸し剥がし等なり振り構わず資産を圧縮。新規融資にブレーキがかかり、信用収縮による不況が間近に迫っているという。尤もな経緯だ。日経平均が30年デフレをトラウマに慎重なポジションで推移。バリュー株の水準訂正により下値が切り上がり、7連騰1000円幅上昇を演じて隠れ蓑になった。バフェット氏が92にもなって日本株セールスの矢面に立っている。一方、別ルートでウクライナ戦争の停戦来年前半の情報。朝鮮戦争(1950~53)を前提に消耗戦大詰め。来年1月台湾総統選をはじめ、3月ウクライナ・ロシア大統領選、11月米大統領選を控え戦争と2本立てで続かない。旧ソ連崩壊(1988~91)と重なるもので平和の配当持ち出し。バブル崩壊の後始末に追われる。今回の深刻で金先物に顕著な兆候。若林氏によると、2029~30年に3855ドルのスケール。黄金分割が根底にあり視野として妥当。おのずと都市鉱山が脚光を浴びる。高品位鉱でトン20gといわれる現状で、AIをはじめDX投入による貴金属リサイクルなら日本。国内の廃鉱や大都市の一角で時ならぬゴールドラッシュ。円安が一巡すると流れが変わりそうだ。これまで30年、半導体産業が席巻したIT機器リサイクル本格化。24年熊本(TSMC)、27年北海道(ラピダス)稼働も次世代の材料。マルコポーロ(1254~1324)以来、黄金の国ジパングの先祖返りに相当する。2度とない巡り合わせだ。
 日経平均先物によると、17日大証ミニ2万8460円(-0.25%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より55円安い。ダウ先物によると3万4082ドル(+0.13%)。196ドル高い。VIX恐怖指数17.68(-0.67%)、WTI原油先物81.91(-0.63%)。金先物2022(+0.33%)、ビットコイン円3,970,063(-2.34%)。
 17日の日経平均21円高。大引け2万8514円。TOPIX2026(+8)。プライムの出来高9億5100万株、売買代金2兆2200億円。値上がり920(値下がり820)。10年債0.480%(+0.025)。米10年債3.540%
(+0.023)。上海総合3385((+1.42%)、香港ハンセン20,782(+1.68%)、インドNifty17,706(-0.68%)、ロシアRTS999(+1.70%)。マザーズ755.61(-0.13%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)など。2度とない巡り合わせだ。(了凡)