証券ビュー

アンコール伊勢町

明るい見通しが取り柄 植田新総裁と岸田首相二人三脚 (2023.04.13)

 4連騰。日経平均小陽線の引け。先物が頭打ちだ。12日米CPI、13日FOMC議事録、14日米小売売上高発表など事実上織り込み済み。バフェット氏の日本株追加投資強調で材料出尽くし。解散風が取り巻いている。16~18日G7外相会議(軽井沢)、5月19~21日G7サミット(広島)、6月21日通常国会の会期末など見越したもの。緩和継続を受け入れた日銀新総裁。政策修正を選挙後に先送り。時間稼ぎとみられる。円売り一巡から中長期ドル安。ドル換算後の中銀資産合計が上向き市場も安定するためだ。債券含み損を抱えた米地銀が二進も三進もいかず立ち往生。米国内のほかユーロダラーも手詰まり。S&P500種が3月10日米銀破綻前の水準を越える一方、銀行株が足枷になった。エミン氏によると、「アップル・マイクロスフト・エヌビディアだけで指数を維持している」のが現状。米国でFRBと対抗する勢力がマネーサプライ低下を警告。景気後退とデフレの前触れという。各国・地域中銀の利上げが行き過ぎ、自分たちが正しいなら金融当局者一掃を主張。コロナ期いち早くインフレ対応で注目され、FRBが40年ぶりのインフレを抑えるためブレーキをかけ過ぎたという。従来「FRBは何か壊れるまで引き締める」のがウォール街の格言。4~6月しのいでも7~9月、10~12月つかまるのが落ち。日本も巻き込まれ、一度や二度暗いところを通らないと表に出られない。何か壊れ、不動産市況が下落すると後の祭り。ダウ半値も考えられる。日本が緊急避難先の一つ。バフェット氏にとって二匹目の泥鰌。後に引けなくなった。ビル・ゲイツ氏然り。ドル暴落が念頭にある。ポンド危機(1992)に次ぐものでブラックマンデー(1987)に匹敵する事態。1日で508ポイント(22.6%)下落した。にも拘らず、その後戻り高値を更新し今日あらしめた。日本は小判鮫といわれるが、ペリー来航の経緯から米国とつき合うほかない。ご指名にあずかったのが「日本のバーナンキ」こと植田日銀新総裁。バーナンキ氏とオバマ氏で大恐慌(1929)をしのいだように、岸田首相と二人三脚。欧米流カネ一辺倒の経済から抜け出す見通し。1922年来日したアインシュタインが相対性理論を東京、大阪、福岡など各地で講演。傍らで「近代日本の驚くべき発展」を称賛。「来るべき世界政府の盟主は日本が担う」(詠み人知らず)と予言した。2025年10月といわれる金本位制復帰が次の突破口。これから2年余、100年分の価値がある。
 日経平均先物によると、12日大証ミニ2万8100円(+0.05%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より17円高い。ダウ先物3万3933ドル(+0.24%)。同248ドル高い。VIX恐怖指数19.29(+1.69%)、WTI原油先物82.15(+0.76%)。金先物2036(+0.84%)、ビットコイン円4,014,593(-0.61%)。
 12日の日経平均159円高。大引け2万8082円。TOPIX2006(+15)。プライムの出来高9億9800万株、売買代金2兆4300億円。値上がり1324(値下がり433)。10年債0.46%(+0.010)。米10年債3.442%(+0.016)。上海総合3327(+0.41%)、香港ハンセン20,309(-0.86%)、インドNifty17,382(+0.51%)、ロシアRTS975(+0.25%)。マザーズ745.36(+0.13%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)など。明るい見通しが取り柄だ。(了凡)