日本が緊急避難先に 中長期ドル安エントロピーも高い (2023.04.12)
3連騰。日経平均小陽線の引け。胸突き八丁だ。10日ダウ101ドル高を手掛かりにバリュー株人気再燃。日銀新総裁の緩和継続を好感する一方、バフェット氏(92)が日本株に追加投資強調。先物主導で弾みがついた。買い戻しとみられ引け後小動き。3月の米信用不安を叩いた反動と考えられる。12日米CPI、13日FOMC議事録(3月21・22日分)、14日米小売売上高発表など気懸かり。景気の遅行指標といわれ、今週末米大手銀の決算発表が新たな手掛かり。5月2、3日次のFOMCにかけて長い助走と述べた。夜間取引で金先物2018(+0.74%)とビットコイン円4,011,694(+1.36%)が余韻に残る。中長期ドル安が見込まれエントロピー(混沌)も高いためだ。今の米国が日本の90年代に相当し、米銀破綻を受けた矢先量的緩和に逆戻り。再び景気後退に追い込まれると不動産市況下落。さらに公的資金を注入しても時間稼ぎに過ぎない。このため、バフェット氏が相性のいい日本株を緊急避難先に選んだ。16~18日G7外相会議(軽井沢)、5月19~21日G7サミット(広島) を控えタイムリーなロケーション。政府と日銀新総裁の政策すり合わせも適切という。日本が30年デフレでトラウマを体験した一方、米中や欧州にロシアも大調整待ったなし。不況と金利上昇の同時進行に見舞われる。戦後資産家のたまり場だった米国とスイスから大口資金の引っ越しが始まった。2年前ビル・ゲイツ氏の別荘が軽井沢に完成し思惑を呼んだ。サウジが■■■(****)の大株主になり日本株の関心が高まったのも事実。大袈裟にしても、1944年ブレトン・ウッズ体制以来約80年ぶりの初動。当時金1オンス35ドルが11日2018ドル。ドルの価値が57分の1となり、IMFがSDR(特別引出権)を通じて金本位制復帰を検討中。2025年10月が目安という。国際金融資本やアラブの王様も承知の上とみられる。直近円安ドル高で矛先が鈍ったものの、決算発表が一巡するや円高ドル安。セルインメイ。やがて金利復活なら宝の山だ。ドル換算後中銀の資産合計が上向き市場も息を吹き返す見通し。長い助走の顛末に意味がある。日本の場合、大半バリュー株でプライム、スタンダード、グロース挙げて水準訂正。ものにもよるが、30年横に這った分立つと大きいわけだ。25年金本位制復帰なら、金価格が現在の57倍になるとイーブン。都市鉱山にDXを投入しないと間に合わない。
日経平均先物によると、11日大証ミニ2万7910円(-0.09%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より13円安い。ダウ先物3万3738ドル(-0.04%)。同151ドル高い。VIX恐怖指数19.20(+4.35%)、WTI原油先物79.53(-0.26%)。
11日の日経平均289円高。大引け2万7923円。TOPIX1991(+15)。プライムの出来高10億4600万株、売買代金2兆5200億円。値上がり1385(値下がり365)。10年債0.450%(-0.010)。米10年債3.413%(-0.002)。上海総合3313(-0.05%)、香港ハンセン20,485(+0.76%)、インドNifty17,722(+0.56%)、ロシアRTS986(-0.25%)。マザーズ744.42(+0.70%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■(****)など。日本が緊急避難先になった。(了凡)