証券ビュー

アンコール伊勢町

日経平均が隠れ蓑に 皇紀2700年知らぬが仏の日本 (2023.04.11)

 週明け続伸。日経平均小陰線の引け。手掛かり難で小動きだ。7日米休場を受け自律反発途上。10日夜、日銀新総裁会見を前に織り込み済み。引け後、先物を見ると小確りだ。1ドル132.10円中心に小動き。新総裁の発言に反応薄という。内容が「物価と金融システム安定に貢献」と立て板に水。前総裁のサプライズを引き継いだ。依然、25日線2万7728円が上値の目安。12日米CPI、14日同小売売上高発表を控え薄商い。プライムの出来高8憶2000万株、売買代金1兆9100億円に過ぎない。ブルームバーグによると、米債券市場がおかしくなった。シリコンバレー銀破綻と波及懸念を鵜呑み。ジャンク債もスプレッドが昨年秋から拡大していない。しかし、米2年債が3月40年ぶりの変動。1ヵ月オプションに基く予想変動率が3月半ば2008年リーマン危機以来の水準。。株と債券のボラティリティー(値幅)格差が15年ぶり拡大した。にも拘わらず、米財務長官が「システム安定化の兆候あり」と述べ疑心暗鬼になった。米国債に通りゃんせ。行きはよいよい帰りは怖い。高度の用心が必要という。案の定、市岡氏が米国でよみがえる日本の悪夢。貸し渋り、貸し剥がしがやってくると忠告。資金を供給する米銀のインフラが傷ついているため、利下げしても解決しない。昨年3月から1年かけて圧縮した減額分の6割を僅か2週間で元に戻した。FRBが量的緩和に逆戻り。再燃すると不動産市況下落。米政府がなりふり構わず国債増発に追い込まれ、銀行に公的資金を投入する羽目になるわけだ。近い将来、不況と金利上昇の同時進行が見込まれ、90年代の日本と似通った状態になる。よって、4~6月ないし7~9月、10~12月にかけてガス抜きしないと総崩れ。国際金融資本やオイルダラーが大口資金を欧米や中ロ、スイスなどから緊急避難先を打診する時間稼ぎに入った模様だ。知らぬが仏の日本。戦後丸腰で77年。失われた30年懸案先送りの末時間切れを迎える。9日のほか23日後半の統一地方戦たけなわ。陸自へり捜索に地元漁師も協力。皇紀2700年(神武天皇が即位した西暦紀元前660年)変わらない。巷間金本位制が伝えられ、公的保有845トン(2023年1月末)が泣きどころというが、民間保有6800トンが都市鉱山によるもの。現在年6400トンペースで増加しており、熊本と北海道の半導体新工場が稼働すると米国の8133トンを上回り世界トップ。何か起きるたびお金が日本に集まる仕組みになった。
 日経平均先物によると、10日大証ミニ2万7670円(+0.02%)に対しラージ同、シカゴ7660円。現物より26円高い。ダウ先物3万3538ドル(-0.36%)。同53ドル高い。VIX恐怖指数19.86(+4.09%)、WTI原油先物79.91(-0.98%)。金先物2009(-0.83%)、ビットコイン円3,773,000(+0.69%)。
 10日の日経平均115円高。大引け2万7633円。TOPIX1976(+11)。値上がり1332(値下がり415)。10年債0.460%(+0.005)。米10年債3.362%(-0.041)。上海総合3315(-0.37%)、香港ハンセン20,331(+0.28%)、インドNifty17,624(+0.14%)、ロシアRTS981(-0.70%)。マザーズ739.22(+1.20%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)など。日経平均が隠れ蓑になりそうだ。(了凡)