証券ビュー

アンコール伊勢町

ジパング関連が活路 この上金本位制復活に異論なし (2023.04.10)

 前週末3日ぶり小反発。日経平均小陰線の引け。一進一退だ。7日米雇用統計ほか12日同CPI、14日同小売売上高発表を控え週末イースター休場。自律反発とみられる。プライムの出来高8億2000万株、売買代金1兆9900億円にとどまった。値上がり1146(値下がり595)。先物が夜間取引で110円高の2万7650円で終了。10年ぶり日銀総裁交代を巡るもので、外資系が流し目を送っている。日経も異次元「株買い介入」、海外そっぽ。残ったETF37兆円など日銀を突き放した。ブルームバーグのエコノミスト調査によると、成功56%失敗44%。新総裁自体、任期中サプライズなし。デフレ脱却からインフレに軌道修正するのが使命。5年で10年分の仕事だ。欧米と渡り合える指折りの人物で来週明けデビュー。市場では、200日線2万7376円を下値に25日線2万7440円が上値の目安。お手並み拝見ときた。7日入手した情報によると、NYで株の魅力が2008年金融危機直前まで低下。リスクプレミアム1.59%となり2007年10月以来の落ち込み。金利が上昇し企業収益が芳しくない中、S&P500種の益回りと国債イールドの差が縮小した。2008年以降平均3.5%を大幅に下回り人気離散という。幸か不幸か、ニクソンショック(1971)以来半世紀ぶり金本位制復活が新たな材料。国際金融資本の常套手段でちゃぶ台返し。2025年10月といわれ、来年11月米大統領選後のビッグイベント。1944年ブレトン・ウッズ体制以来約80年ぶりで、当時金1オンス35ドルが現在2000ドル。ドルの価値が57分の1になり基軸通貨としてインフレに耐えられない水準。改めてIMFがSDRを通じて制度見直しを迫られた。2021年8月米軍アフガン撤収から再燃した混乱が収まらず、コロナやウクライナ危機、米銀破綻など巻き込み拍車がかかった。近隣でも陸自ヘリ不明、中国軍台湾周辺で演習、サムスン連結営業益96%減(1~3月期)など連鎖反応。そちこち拠りどころを失った。世界の中銀・公的機関の金保有(2023年1月末)によると、米国8133トンに対し日本845トン。世界9位に過ぎないが、既に6800トン都市鉱山でリサイクルされた金が民間に存在し、世界の埋蔵量4万2000トンの16%。銀も50万トン数え23%を占める。2017~19年リサイクルによりメダルの素材を集め、東京五輪の金、銀、銅メダル5000個を世界で初めて都市鉱山がつくりだした。旧聞だが、半導体製造装置を手掛ける■■(****)と鉄の精錬や金属リサイクルのアステック入江(北九州市)が都市鉱山にAI革命。画像認識で自動化する装置を開発。同じ金属を含む部品を判別し瞬時に仕分け。いつ人気化するか時間の問題だ。
 日経平均先物によると、直近大証ミニ2万7650円(+0.44%)に対しラージ同、シカゴ同。現物より132円高い。ダウ先物3万3723ドル(+0.19%)。同238ドル高い。VIX恐怖指数18.40(-3.56%)、WTI原油先物80.47(-0.17%)。金先物2023(-0.57%)、ビットコイン円3,714,050(+0.34%)。
 7日の日経平均45円高。大引け2万7518円。TOPIX1965(+4)。10年債0.455%(-0.010)。米10年債3.397%(+0.094%)。上海総合3327(+0.45%)、香港ハンセン20,331(+0.28%)、インドNifty17,599(+0.24%)、ロシアRTS974(+0.77%)。マザーズ730.43(-0.46%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■■(****)など。ジパング関連が活路だ。この上、金本位制復活に異論なし。(了凡)