失われた30年取り戻す 100年スパンの金本位制出番待ち (2023.04.07)
続落。日経平均小陰線の引け。25日線2万7739円を下回った。直近発表された米経済指標悪化を受けたもので、7日米雇用統計ほか12日米CPI、14日米小売売上高など広範囲。週末イースターで休場だけにヘッジ売りが繰り上がり買い戻しも早いという。3月の米銀破綻を境に新規受注やS&P500種、マネーサプライなど景気先行指標が下振れ。遅行指数に跳ね返っているのが現状だ。全米地銀の信用収縮が懸念され、5日発表されたダラス地区連銀の統計によると、2020年コロナ禍直後の逆回転に近い。格づけのムーディーズが「将来かなり大きい信用収縮の兆し」と太鼓判。腫れ物にさわる地合いになった。90年代の日本とそっくりなポジション。バブル崩壊に伴うもので、9日の日銀新総裁デビューから次の幕が上がる。前総裁が国債、社債、ETFなど累計1550兆円資産を買い入れデフレを抑え込んで10年。当面緩和が続く見込みで何らかの見直しが6月といわれる。中長期引き締めに舵を切るとみられ、金利復活なら宝の山。ダイナミズムが生まれ顧客も動き出す。経団連を反転の軸足に日本の製造業復活まで述べた。仮説に過ぎないものの本懐。エミン氏もツィッターで「自分の人生を日本にかけている」という。Voice5月号で「逆襲の日本経済」に言及。世界金融不安とマネーが集まる日本に共通項もうかがえる。5日、西村経産相が千歳のラピダス支援を表明。日本で最先端半導体の量産体制を後押し。22年度700億円、23年度これを上回る規模で延べ5兆円の投資が続く見通し。■■■■■■(****)や■■■■(****)など国内8社が出資し官民一丸。熊本のTSMCとシーソーゲームになりそうだ。ラピダスのトップが)■■■■■■■■(****)出身の東哲郎氏で屈指の人材。「2ナノ」量産を符丁に日の丸半導体復活に全力を挙げるという。熊本24年、ラピダスが27年稼働といわれ、日本が失った30年を取り戻す材料。前日述べたギル・プラット博士のトヨタ移籍もそうだ。西村経産相が兵庫県出身で衆院当選連続7回。次期首相候補といわれる所以。ガイアの法則によると、英グリニッジから兵庫県明石に標準時が移り135度文明。1995年の阪神淡路大震災を境に日本中枢の文明が始まった。兵庫県から首相が誕生すると本物だ。維新以来、薩長土肥由来の政権が続き国内もアップデート。様変わりになる公算が大きい。来年1月台湾総統、3月ロシアとウクライナ大統領、11月米大統領選を控え、日本もいい人材がそろってきた。米国の信用不安に驚いていられない。100年スパンの金本位制も出番待ちだ。
日経平均先物によると、6日大証ミニ2万7605円(+0.25%)に対しラージ7600円、シカゴ7610円。現物より137円高い。ダウ先物3万3699ドル(+0.13%)。同216ドル高い。VIX恐怖指数19.33(+1.74%)、WTI原油先物80.81(+0.25%)。金先物2034(-0.06%)、ビットコイン円3,689,691(-0.48%)。
6日の日経平均340円安。大引け2万7472円。TOPIX1961(-22)。プライムの出来高11億4600万株、売買代金2兆8100億円。値上がり303(値下がり1476)。10年債0.460%(-0.005)。米10年債3.281%(-0.030)。上海総合3312変わらず。香港ハンセン20,331(+0.28%)、インドNifty17,599(+0.24%)、ロシアRTS978(-0.96%)。マザーズ733.83(-0.65%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。失われた30年を取り戻す時がきた。(了凡)