金利復活なら宝の山 ダイナミズムが生まれ顧客動き出す (2023.04.05)
再び3連騰。日経平均小陽線の引け。長い助走に入った。3日ダウ4連騰を受けまちまち。プライムの値上がり889(値下がり853)。高値引けに拘らず膠着状態が続いている。米銀破綻がスイスに飛び火。新たな破綻も懸念されるためだ。事態発覚から3月22日まで2週間。FRBの総資産が3915億ドル(+5%)増えたといわれ、リスク資産にマネーが流れた模様。この間、株と債券が買われ金も1年ぶり高値をつけた。春の嵐と気取っていられない。伸び切った緩和マネーが逆イールドのまま延命措置。緊急避難先を打診している。フィンランドがNATO加盟を認められ、引くにひけないロシアの現状と重なるもので、問題先送りの長期化が足枷。日本の「失われた30年」と同様に世界も消耗戦をやむなくされた。「日本化」を物語るもので、金利復活なら国内が「宝の山」と■■■■■■■(****)の新頭取。海外通算16年、2018年から■■■■■■(****)に転籍。現場主義の功績を買われ、日銀新総裁に続く抜擢。日本が30年デフレを脱却できるか瀬戸際。ゼロ金利時代しか知らない行員に檄を飛ばす。いわく、金利が上がれば利ザヤ拡大。低温経済からダイナミズムが生まれ顧客が動き出す。運用や調達など必要な機会が増え、ポートフォリオ見直しも加速。金融取引をスマホで一元管理する「オリーブ」を始めたという。今回の米銀破綻について預金流失が問題と述べ、流出しても他行に移るため全体が悪化すると限らない。リスクもチャンスもある。アジア各国でフルバンキングを目指し相次ぎ出資。米国でデジタルバンクに挑戦すると頼もしい。米政府支出と金融政策が本末転倒といわれ、FRBが引き締めを続行する傍ら、銀行預金も国債を保有するMMFに飛んでいく正念場。国内が宝の山といわれ同慶の至りだ。もう1人いる。来日から30年以上日本経済に精通しているイエスパー・コール氏。■■■■■■(****)の役員となり持論を展開。日本株が民間主導で「自律的な上昇」に入ると首ったけ。かつてない大きな変化が起きているという。米国とスイスの金融不安を踏まえ長期ビジョンに基くもので、エミン氏と共通項が多いのも事実。配偶者が日本人でスワリがいい。ブルームバーグによると、ウォール街のストラジスト(戦略家)はここ数年最もネガティブ。極めて弱気が強気シグナルで逆もまた然りという。サンフランシスコでダウンタウンオフィスの空室率が1~3月29.5%。コロナ前4%で過去最高になった。
日経平均先物によると、4日大証ミニ2万8290円(+0.11%)に対しラージ同、シカゴ8305円。現物より18円高い。ダウ先物3万3829ドル(+0.13%)。同228ドル高い。VIX恐怖指数18.78(+0.43%)、WTI原油先物81.06(+0.80%)。金先物2002(+0.09%)、ビットコイン円3,768,380(+2.08%)。
4日の日経平均99円高。大引け2万8287円。TOPIX2022(+5)。プライムの出来高11億6100万株、売買代金2兆8800億円。10年債0.415%(+0.050)。米10年債3.461%(+0.042)。上海総合3312(+0.49%)、香港ハンセン20,274(-0.66%)、インドNifty17,398(+0.22%)、ロシアRTS999 (+1.04%)。マザーズ753.91(-1.16%)。値上がり率ランキングによると、関係分で■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■■(****)、■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■(****)、■■■■■■(****)、■■■■■(****)、■■■■■■■(****)など。金利復活なら宝の山だ。(了凡)